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2023年1月27日 (金)

2023年首都圏中学入試動向(11)工学院 今年も昨年を超える出願数・実人数

★ここのところ八王子エリアだけではなく、埼玉や神奈川の各高校にファックスによる怪文書騒ぎ。勤務校の近隣の学校である工学院大学附属中学校・高等学校(以降「工学院」)の教務主任田中歩先生と状況について何度か情報交換しました。一斉に警察の方々も各学校に足を運んでくれています。頭が下がります。その情報交換の際、今年の中学入試の出願状況についても話題になりました。今年も昨年を超える勢いだそうです。

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 (田中歩先生の工学院の教育の本質と教職員の柔らかくタフな教育デザイン力についての語りがすてきです。GLICC Weekly EDU 第101回「工学院大学附属中学校・高等学校ー世界の学校になる。Becoming a School of the World」)

★出願数のみならず実人数も、昨年同日の比較で、日々増えているということです。昨年はこの時点で1.1次関数くらいの増え方だったようですが、今年は比例関数で邁進している感じだそうです。1月10日の初日出願がすでに昨年より多いので、このまま順調に比例定数0.85くらいで増えていくと、最終的にも昨年を超えることになるでしょう。

★今年から大学入試における女子の理系志望が増えている傾向があるという情報は、メディアで注目されています。これは中学入試や高校入試にも影響を与えています。その証拠に工学院の女子の出願数・実人数は、すでに昨年の最終人数を超えているということです。

★工学院のグローバル教育と理数系教育の2刀流教育(その両方を結ぶのはSTEAM教育)は、文科省や大学人が必要としている未来の教育を先取りしているのでしょう。

★八王子の未来の教育を牽引する工学院。多くのポジティブな刺激を八王子や多摩エリアの仲間の私学に与えると思います。私もいつも学んでいます!

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