2023年首都圏中学入試動向(08)成城学園第1回入試出願数前年を超える
★1月21日現在(日能研倍率速報)、成城学園の第1回入試の出願数前年対比は、103.5%。数日前から100%を超えていました。第2回は78.4%ですが、東京の共学校全体の出願状況は、前年対比63.5%ですから、同校の出願の動きは勢いがあります。直前受付もあるので、第2回も前年を超えるでしょう。
「shuTOMO 第14号(2023年1月9日発行)」に成城学園の教育について記事を書きました。ご参照ください」
★成城学園は、ご承知の通り、大正自由教育を継承しつつ、ある意味デューイの経験主義やプラグマティズムの現代化を進めています。したがって、フリー、フラット、フェアー、フラタニティな雰囲気の学校です。
★教師と生徒のつながり、生徒同士のつながり、同窓生と在校生とのつながりなどが豊かで、多様な高大連携、自然体験、グローバル体験、アントレ体験など1オンスの体験は10トンの理屈に勝るというデューイの考えそのものを実現しています。
★受験生の男女比は、少し女子の方が多いですから、そういう意味でもデューイが目指した格差のない社会づくりを射程に入れていることもわかります。女子生徒も男子生徒も、それぞれ一人の人間として自分の才能を広げ、発揮していける環境がデザインされています。受験生が魅力を感じないわけがありませんね。
※成城学園の教育についてディープな情報については、次の動画をご参照ください。
① GLICC Weekly EDU 第104回「成城学園中学校高等学校ー探究が開く未来」
② GLICC Weekly EDU 第107回「成城学園の中高大連携プログラムー卒業生と生徒と教員のネットワーク」
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