2023年首都圏中学入試動向(13)工学院 予想通り出願が増加中 その理由は?
★昨年12月10日に、工学院の大学院生と高3生が、「八王子市民フォーラム・未来を語る ゼロカーボンシティの実現に向けて」でのパネルディスカッションに登壇し、脱炭素社会の実現に向けた意識の醸成に協力しました。中学1年から八王子プロジェクトというフィールドワークを行っていて、八王子のいろいろな産業について調べ、経済や理工系の学問に興味と関心を広げています。
(写真は、同校サイトから)
★工学院のグローバル教育(ケンブリッジインターナショナルスクールやラウンドスクエアとの連携など)はもはや有名ですね。ですから経済や教育などの文科系の進学は目覚ましい実績をおあげています。そして今女子生徒が理系を志望するという時代の風が吹き、女子の理系志望者が工学院を目指すようになりました。
★特に工学院のフィールドワークは、社会課題を身近なところから結びつけて発見して解決していくデザイン思考などのPBLを行っています。自ずとSDGsに関係してきます。したがって、その課題解決には、デジタルや工学などの実践的なテクノロジーを実装したものを提案できるほどなのです。
★説明会などで在校生のその姿を見てしまった受験生は、俄然工学院となります。
★田中歩先生とそんな話を先日していたら、たしかに中学受験生は、同日比で昨年を、教頭奥津先生の予測シミュレーション通り増えているというのです。1月28日段階で、昨年1/31時点の実人数を超えたということです。
★すでに、総出願者数も、昨年を超えたようです。昨年は700名強だったのですが、今年の勢いでは、800を超えるのではないかと予想します。2020年400強→2021年500弱→2022年700強→2023年800強という出願総数の成長曲線を描くことでしょう。ちなみに、定員は105名です。
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