2023中学入試の役割 ソーシャルジャスティスを求めて(20)帰国生入試の動向から見える新しい動き
★2023年度帰国生入試の志願者数が出そろってきました。まだまだ中間澎湖港段階ですが、大まかな傾向は見えます。日能研倍率速報2022年12月23日現在のデータを使って、志願者数順位と前年対比順位を出してみました。志願者数10人以上の学校に絞ってみました。慶應義塾中等部や三田国際など未公開のところもありますから、あくまで中間報告です。
★常連の学校が45校という感じですが、この45校の志願者総数は、前年より減少しています。なぜでしょう?帰国生乳牛人気が減退というわけではなく、あくまで予想ですが、パンデミックとロシアのウクライナ侵攻などのグローバルクライシスの影響があるのだと思います。
★にもかかわらず、三輪田、湘南白百合、大妻中野、海城、順天など21世紀型教育をしっかり推進している学校は順調ですね。
★森村学園が帰国生の志願者を伸ばしているのは、大胆な体制変更によるものと予測します。注目していきたいと思います。
★かえつ有明は相変わらず志願者は多いですが、前年対比は減っています。これは敬遠されているということもありますが、おそらく帰国生の条件を少し絞っているのだと思います。さらにハイクオリティを静かに目指しているというわけでしょう。
★中央大学付属もグローバル教育に力を入れているのでしょうが、他校と違い、大学で実施しているELSI関連のグローバルプロジェクトが影響しているのかもしれません。ELSIは、医学部で話題になっていますが、倫理と法制度の側面からは、文系も大いに参加できる社会課題解決プロジェクトなのです。
★このプロジェクトは文理問わず全学部で研究できるし、実用的な研究になります。2050年のムーンショット計画にもつながる可能性があります。
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