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2022年12月 7日 (水)

ドネラ・プロジェクト(17)PBLの授業を実施していることが感動を生むわけ 1億総孤独とは真逆のリアリティがあるから

★PBL型の授業を体験すると、受験生・保護者はこれだと感じます。ところが、PBLとはこうですよと語ってもピンとこないのです。なぜでしょう。そして、そこにPBL授業体験を設定することが極めて重要な時代になったヒントがあります。

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★かつては、PBLの説明は、リサーチ→個人ワーク→グループワーク→プレゼンテーションの循環を動画などで示すものが多かったですね。それはそれで目新しかったので、興味と関心を引きました。しかし、そのようなワークショップは結構いろいろな領域で行われていてすっかり日常化しました。

★それゆえ、話だけでは、差別化できないわけです。それで、体験を設定するわけですが、そのときアクターネットワークやシステム思考の感覚をセットすることが大切です。

★それがそもそもないワークショップはPBL型ではないわけです。幾つかのアクティビティを組み合わせただけで、それはそれで楽しいのですが、自分の内面にエネルギーが広がる感覚があまり生まれないのです。

★そのような感覚が生まれるようにするには、アクターネットワーク理論やシステム思考を組み込みます。このような仕掛けは、内面に関係性の大切さ、クールなはずの知性に温かみが生まれます。

★いったい、これは何でしょう。それは関係性への自覚が芽生えるわけですね。自覚こそリアリティの現われです。

★東洋経済が、一億総孤独という特集をしています。まさにそういう社会現象は起きていますが、そうならないようにアクターネットワークやシステム思考という関係性(関数的であり同時に愛でもある)を思考するPBLを展開していくことが重要です。

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