2023中学入試の役割 ソーシャルジャスティスを求めて(23)湘南白百合の生徒が創るコミュニティ“SEE” まさにブランドアクティビズム
★12月28日(水)、世の中仕事納め。学校は少しはやめなところもありますが、そうでない学校もあります。頭が下がります。勤務校も高3有志の生徒が担任と31日まで受験勉強しています。頑張れ受験生!そんな年末を迎えていますね。
★さて、その日、本ブログで、「2023中学入試の役割 ソーシャルジャスティスを求めて(22)帰国生入試動向 データ更新 大妻中野などの凄さの理由」という記事を掲載しました。すると、その夜20時前に、湘南白百合の教頭水尾先生からメールをいただきました。ギリギリまで学校でお仕事をしていたということです。本当に頭が下がります。
(湘南白百合の“SEE”の活動シーン。写真は同校サイトから)
★その記事に、次のような湘南白百合関連文章を書いたので、わざわざ御礼のメールでした。
「一般生も含めて定員がもともと少ない湘南白百合は、一見すると目立ちませんが、その小規模定員を考慮すると、志願者数も多いし、前年対比も伸びています。湘南白百合の特色は、学校全体が、すでに英語教育という意味ではないグローバルな教育を行っていること。もちろん、英語教育が充実していることは言うまでもありませんが、グローバル教育プログラムが多様でプログレッシブであること。one earthに対するケアリングの精神が必ずある未来のグローバル教育のモデルであることが実感できるプレゼンテーションやパフォーマンスが行われていることです。
このようなプレゼンテーションやパフォーマンスは、いわゆる広報宣伝用のものではなく、ふだんのありのままの教育そのままを表現しているのです。そこが凄いですね。」
★そして、おそらくone earthに対するケアリング精神としてのグローバル教育について触れたため、タイミングがあったのかもしれません。というのは、ちょうど湘南白百合のサイトにそのことを象徴する同校生徒によるコミュニティ“SEE”の活動が立て続けに掲載されていたからです。
★水尾先生は「生徒たちはアクティブです。それを最大限、サポートしていけたらと思っています。今日の記事にあげましたが、生徒がSDGsの啓蒙をしたい!とまずは手始めに小学生への授業を行いました。自分たちでいろいろと企画・行動することが加速しています」と情報を提供してくださいました。ありがとうございます。
★サイトを調べてみると、湘南白百合小学校で、“SEE”のメンバーが、SDGsを学ぶワークショップを実行している記事が掲載されていました。しかも、そのサイトは、“SEE”のメンバーによる編集でもあります。
★さらに、同校サイトには、“SEE”メンバーが主体的に「片瀬江ノ島のビーチクリーン」活動をしている記事も掲載されていました。
★このようなSDGsをめぐるケアリング精神を実行し、それを発信することは、利益を挙げながらも社会に貢献する新しいブランドを創る動きとして、コトラーらによって提唱されているブランドアクティビズムそのものです。ブランドというとマーケティングとかフィランソロフィーによってつくられてきたのですが、SDGsとパンデミックの経験以降、それだけでは不足していると捉えらるようになり、ブランド創出のパラダイムチェンジの時が到来したといわれています。その象徴がブランドアクティビズムです。まだ日本ではあまり広まていないかもしれません。
★ありのままのケアリング精神の実行そのものが、同時に湘南白百合のブランドを輝かしいものにしているわけです。人気が出るのも当然です。ナチュラルなブランドづくりを水尾先生は仕掛けているのでしょう。見習わなくては!♪
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