ドネラ・プロジェクト(15)星の杜高校一期生の出願前年対比197%!それが示唆する時代背景に思いを馳せる。
★今年、北関東で唯一のカトリック校で、女子校から共学校に大転換した星の杜。来年度第1期生の出願が締めきられたようです。この改革のディレクターの1人に21世紀型教育機構理事の石川一郎先生がいます。その石川先生が同じくディレクターの小野田一樹さんのSNSをシェアしていました。
(写真は同校サイトから)
★その内容は、次年度の 星の杜高校 第1期生の願書受付が終了し、前年比 197%となったということです。素晴らしいですね。全く新しい学校を作ろうと、構想から2年、その過程は、ブレークスルー会議が頻発していたことでしょう。ここらへんは、いずれ石川先生にお聞きしようと思います。
★本ブログでも、星の杜の勢いについて6月にご紹介していました。その勢いが幾何級数的に高まったのでしょう。石川先生がお忙しく、なかなかお会いできなかったというのは、そういうことなのでしょう(笑み)。
★東京でも、今年から赤羽の星美がサレジアン国際になり、来年度から世田谷の目黒星美がサレジアン国際世田谷としてスタートします。両者とも高人気です。カトリック女子校が共学になり、20世紀型教育とは全く違う21世紀型教育(21世紀型教育機構が意味している概念ではなく、20世紀の教育に対する意味。ただし、重なるところは多い)に真剣に取り組むと、復活するというのがカトリック学校の傾向かもしれません。
★クリスマスシーズンです。どこのご家庭でも、街々でもクリスマスツリーが設置されています。ほとんどの場合、ツリーのてっぺんには五芒星(ペンタゴン型の星)が飾られています。
★黄金比でデザインされた美しい星ですね。カトリックでは、その星はキリストの身体を意味します。カトリック校の星の杜の「星」にはそういう意味もおそらくあるのでしょう。もちろん、そういう意味は、全面にはでてきていませんが、創造と貢献というビジョンやチェンジメーカーというストラテージには、それを思わせるものがあります。
★キリスト自身チェンジメーカーですから(笑み)。
★しかも国連でも、世界共通の最上位のルールとしてゴールデンルールを認めています。カトリックの意味する五芒星が象徴するものと同じです。
★21世紀型教育機構の理念も国連が使う意味でのゴールデンルール(文言はマタイの福音からです。クリエイティブクラスとケアリングクラスの象徴です)を設定しています。サレジアン国際のシスターは、21世紀型教育はカトリックと親和性があると言っているくらいです。カトリック学校は、これまで超進学校としてのカトリック学校以外はなかなか苦戦しているのですが、それぞれの21世紀型教育へのトランスフォーメーション(この言葉もカトリック的ですね。「新しい人を着る」と言います)によって、超進学校化しなくてもサバイバルできるカトリック校が誕生する波が確実に生まれてきました。
★なお、一般財団法人東京私立中学高等学校協会は東京の私学が一丸となってそれぞれの21世紀型教育を押し進めていくことを今年宣言しています。昨年から構想されていました。私も21世紀型教育機構の理事として、同機構の同盟校以外にそれぞれの21世紀型教育が拡張されていくことは、Z世代、α世代にとって善きことであると歓迎します。
★何せ、ムーンショット構想2050やWeb3.0の動きは加速しています。VUCAと呼ばれていますが、実はかなり予測可能な事態になってきています。VUCAを乗り越える新次元の21世紀型教育、それはもはや22世紀型教育に突入するということでしょう。
★私の越境的な仲間では、今新次元プロジェクトが5つ立ち上がり、結局、多次元言語×数学×システム思考あるいはアクターネットワーク×アート(もちろん大学受験のイメージではなくシン・リベラルアーツのイメージです)なんだという話になっています。英語とICT(AIで一本化されつつあります)はそれを22世紀に適用し社会実装する必須の道具です。結局100年以上前に、J.デューイが生み出したプラグマティズムやPBL、道具主義、経験主義などの現代化をしているだけのことなのかもしれませんが。
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