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2022年12月24日 (土)

2023中学入試の役割 ソーシャルジャスティスを求めて(18)私立中高一貫校が21世紀型教育にどんどんシフトしている

★21世紀型教育は2011年に発足した21世紀型教育機構(当時は「21世紀型教育を創る会」)の加盟校の動きから始まりましたが、今では私立中高一貫校はどんどん21世紀型教育にシフトしています。まだまだ公立学校は1部ですから、私立中高一貫校の21世紀型教育のシフトは着実に日本の教育を変えていきます。もちろん、私立中高一貫校が同機構の加盟校になるというのではなく、それぞれ独自の21世紀型教育を展開しています。それをどのようにカテゴライズするか?それについて、昨日GLICC代表鈴木裕之さんが主宰するGWEで対話をしました。

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(GLICC Weekly EDU 第109回「2023年中学入試が拓く未来~4つの21世紀型教育のダイナミズム」)

★21世紀型教育の定義は定まってはいないようですが、概ね次の点は共通しています。

❶2030年、2050年の未来社会を見据えて、さらには2089年あたりの22世紀型教育の準備段階が始まる未来社会を見据えて、そこで活躍できる人間像を想定しながら教育環境デザインをしている。

❷20世紀を貫く、実存主義的な主体性概念を主体的関係性にアップデートして生徒指導と教科指導、探究指導などを統合している。

➌その際の授業は「主体的・対話的で深い学び」をそれぞれに捉えて独自の展開をしている。

★❶と❷は、すでに2030年SDGs問題や2050年ムーンショット構想問題が広く展開されているので、予測不能でありながら、イメージはかなり世間に共有されています。これを否定して、20世紀型の社会を維持しようと考える私立中高一貫校はないと思います。

★GWEでは、最近メディアが取り上げないムーンショット構想2050を少し解説しました。、メディアが取り上げないので、陰謀説みたいなネガティブな発信がSNSではありますが、そこは冷静に見たほうがよいですね。すでにこの様々な開発プロジェクトに2000億円は投入されています。内閣府のサイトにはいれば、詳しくしかもアニメーションなども使って説明されています。内閣府のメンバーに進捗を聴くこともできます。

★そんな話をして、結構驚くべき大変化について鈴木さんと対話しました。ご視聴していただければ幸いです。

★そのうえで、そのような未来にマッチングする人材育成はどうするのかというと、それは今回の新学習指導要領で、やはり未来を見据えた授業「主体的・対話的で深い学び」が源泉になります。

★それはなぜか?についても少し話しています。

★そして、この「主体的・対話的で深い学び」のデザインの仕方が4タイプあります。これによって、21世紀型教育を4つのカテゴリーに分けました。

1.21世紀型教育機構タイプ

2.プログレッシブ教育タイプ

3.グローバル教育タイプ

4.DH型コミュニティタイプ

★このタイプは、「主体的・対話的で深い学び」をさらに4つに分けて、その組み合わせで定義づけています。それについて、具体的に40校強の学校を例に鈴木さんと対話しました。最終的には22世紀型教育にいちはやく到達するであろう学校についても語っています。

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★詳細は、ぜひ第109回GWEをご視聴ください。

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