聖パウロ学園 親子イベント<Smile Charge Park!!>で 梅干し出品。
★明日11月3日、聖パウロ学園の「梅干し探究ゼミ」のメンバーが、親子イベント<Smile Charge Park!!で、自分たちが作った梅干しを出品。場所は、富士森公園のフットボールセンターでです。
★梅干し探究ゼミは、麻布大学の生命・環境科学部との連携の中で生まれました。麻布大学の先生方とは、食と健康と社会と環境の関係性をテーマにしています。以前ご紹介した中華まんゼミもそのテーマの探究の一環として活動しています。一方梅干し探究ゼミは、かつて里山であったパウロの森の裾野の農家の人とも連携し、昔懐かしい日本の文化の味を梅干し作りを通して再発見する活動をしています。
★梅干しの成分分析は麻布大学の研究室で行い、梅干しづくりの方法は、里山の知恵にサポートしていただいています。
★聖パウロ学園は、給食を調理する設備がありますから、調理にあたって、そして将来生産販売をしていくための準備にあたって、八王子市の条例や食品衛生法などにのっとって探究ゼミの座長である教頭小島綾子先生が食品衛生責任者の資格を取ったり営業許可書を取得しています。
★そういうわけで、この梅干し探究ゼミは、ついに「漬物製造業」の部門も稼働させることになったのです。
★ゼミのメンバーは、プロダクトするだけではなく、マーケティングや広報企画、PR活動、パッケージ制作などちょっとした起業家精神を醸し出しています。
★八王子市の自然や文化を再発見し、未来の八王子をどう創っていくのか、自然と経済と文化と市民精神の循環=SDGs的循環を見出していく発展の可能性があると教師陣は期待をかけています。
★さて、明日は自分たちの考案した商品が、マーケットでどう評価されるのか、未知の体験に挑みます。多くの気づきや問いを抱いて帰ってくることでしょう。学際的な起業家精神という世界作り。企業活動が経済と自然の循環をつくるだけではなく、個々人が人間としての根本的な幸せを再発見していくことになるという意味での社会貢献。それは伝統的な梅の酸っぱい味にありました。これもまた探究ではないでしょうか。
★すでに、ハンドベルクワイア―は、響きによって八王子市の未来を創る提案をして賞をもらっています。実際、11月から来年の3月にかけて、公開演奏が15回予定されています。ちょっとしたスターです(笑み)。
★ふだん八王子市にお世話になっているパウロ生です。八王子市の未来の都市づくりのために、アイデアとアクションをどんどん提案していくことになるのを期待しています。
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