学びの内的連関を見抜く太田晃介先生のフレームワーク
★昨日、大阪府立水都国際中学校&水都国際高等学校の教頭太田晃介先生が勤務校聖パウロ学園に来校してくださいました。出会ってから10年近くになります。PBLや思考コードなどの研修を工学院の教務主任田中歩先生ともいっしょに創り、運営していった盟友です。5年前に大阪に旅たち、私も一度お邪魔しました。そこから、今春、卒業1期生(高校入学生)を旅立たせ、実績も好調。開設準備から始まって、IBのデザインやIBのエッセンスを学内全体に広めつつ、経営の業務もこなすという強靭なマインドと企画実行力を身に付ける過程を経たのでしょう。今回お会いして、ますます未来の教師モデルになったなと感じました。
★「未来の教師モデル」の高クオリティとは何か?それが今回実感できました。離れていても、ときどきオンラインで対話はしてきましたが、実際に勤務校の授業を視察していただき、フィードバックをもらったときに、エッジの利いたフィードバックに思わず「オオー!」っと心の中で叫んだわけです。
★どういうことかというと、太田先生自身が自らをメタ認知できていて、TOKをはじめとするIBのフレームワークやタキソノミーを自在につかえるので、よく見えるのだと語ってくれたのです。
★このフレームワーク(私はコンセプトレンズとよんでいるのですが)は、生徒の学びの内的連関のシステムが見えるのです。今回通常の授業を見て頂きました。単元によって講義形式の授業になったり、PBL型授業になっているのですが、今回は保健体育の授業と英語の授業と国語の授業がPBL型授業でした。
★これらを見学していただき、廊下を歩きながらフィードバックをもらいました。それは、内的連関を評価していただいた上で、その連関のシステム環を広げる、ティッピングポイントは何かについてコメントを頂いたのです。
★太田先生自身、ワークショップの達人なので、レゴやICT、多様な学習道具、各種実験道具を組み合わせてPBL型授業をデザインしますが、実はこのデノテーションデザインは、生徒の学びの内的連関を生成するコノテーションデザインとの相関をしっかり計算しているわけです。
★デノテーションデザインだけでは、学びの内的連関のシステム環を広げる生徒もいるし、変容しない生徒もでてきます。それを出来る限りすべての生徒がシステム環を広げるようになるには、現状の生徒の内的連関のシステム環を見抜くことが必要です。
★これを見抜くのに必要なのが、IBのような強烈な緻密なフレームワークです。世界標準でありながら、太田先生のオリジナルのフレームワークが、確立していたのでした。もちろん、太田先生自身TOKのメソッドを自分にも適用しますから、今のフレームワークでいいのかとセルフリフレクションはいつもしているので、今後もますます「未来の教師モデル」のスペックをアップデートしていくでしょう。
★老いては子に従えということわざ通り、太田先生の語りに耳を傾けられる雰囲気は心地よかったですし、自己変容し続ける教師がここにもいると確信を抱けたのは、最高にハッピーでした。
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