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2022年10月 2日 (日)

教育の質の高い中身を選択する時代(11)高校受験情報誌「my SPECIAL ONE」の巻頭座談会の意味➓7つの壁をクリアする希望の私学

★高校受験情報誌創刊プロジェクトは、勉強会や高校進学フェアなど多彩な活動を通して、今後クリアしていく目標となる高校入試の課題を見出しました。それについて、同誌の巻頭座談会で、北一成さん(首都圏模試センター取締役・教育研究所長)が7つくらいにまとめて論じています。それを簡単に箇条書きにして紹介します。

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★高校入試の7つの壁

⒈形式的平等の壁:収容の観点

⒉併願のパターンの固定化の壁

⒊時代認識のズレの壁:過去のデータと未来の情報のギャップ

⒋世代の壁:保護者の高校入試に対する固定観念

⒌評価方法の壁:内申書の共通基準が確立されていない

⒍教育制度改革の壁:大学入試改革、学習指導要領などの制度改革が自分事にならない

⒎経済の壁

★この7つの壁をクリアするためにどうするのか?北さんはこう語ります。

「模試と偏差値と従来の進路指導に頼らない志望校選択を!」

★そして、この文脈の背景には、「そのためには、私立学校全体が希望の私学になることだ」という、私たちに私学に対するエールがこめられているのです。

★受験生や保護者、中学校の先生方の中に、パラダイム転換しようと思う方が現われてきたときに、その転換パラダイムに対応する希望の私学が偏差値の高低にかかわらず存在していないと、行き場がない。それでは本末転倒だということでしょう。

★時代の流れに遅れないように、襟を正して今回のプロジェクトのエールを受けとめ、教育出動をしていこうと思います。

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