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2022年10月19日 (水)

教育の質の高い中身を選択する時代(16)高校受験情報誌「my SPECIAL ONE」の希望の私学④京華女子中学・高等学校

★京華女子中学・高等学校(以降「京華女子」)が目指すのは、知を高め、視野を広げ、共感力をそなえた、21世紀型の「賢い女性」の育成です。ですから、これからの時代に必要な「グローバル力」「学力」「共感力」の3つの柱を中心に様々な取り組みを行っています。下記の写真をみればわかるように、この3本柱を実践していく授業のスタイルはアクティブラーニングです。

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(写真は、首都圏模試センターから)

★アクティブラーニングとは、文部科学省の新学習指導要領によれば、「主体的・対話的で深い学び」ということになりますが、これがなかなか実践できないで四苦八苦している学校がまだまだあります。京華女子がアクティブラーニングを実践できるのには、理由があります。

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★というのも、アクティブラーニングには、ディスカッションやプレゼンテーション、論文編集などのワークショップあるいはパフォーマンスが頻繁に行われます。そのため、従来のペーパーテストのスコアだけで評価することは難しく、どうしてもルーブリックが必要です。

★その点、京華女子は、新学習指導要領が実施される前から、ルーブリックを作成し、生徒も自己評価できるようにしてきました。学びは、明快なテーマに関する目標や思考のレベル設定、コミュニケーションレベルの設定などを見据えることができれば、学びながらリフレクションができるので、生徒は自分で成長の手ごたえを感じることができます。

★それだけでも十分に、教育的に価値のあることを実践しているのですが、同校の二俣潤也教諭は、日本学校教育学会年報第4号において、「高等学校におけるカリキュラム・ルーブリック活用の有効性と課題 生徒の自己評価に焦点をあてて」という論文を発表しています。

★学問的、教育実践エビデンス分析をして、ルーブリック評価と生徒の自己評価の有意な関係を検証しています。

★今後、多くの学校や文部科学省が注目することでしょう。

★実践と理論の統合が行われている京華女子。得難い学校です。

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