第100回GWEに和洋九段女子教頭新井誠司が出演。生徒の成長の拠点<Connected School>
★昨日、GLICC代表鈴木裕之さんが主宰するGWE(GLICC Weekly EDU)は100回目を迎えました。年末年始と盆休みを除いて毎週金曜日21時から配信されてきました。この記念すべき100回を迎えるにあたり、GLICC広尾教室も立ち上がりました。鈴木さんは、21世紀型教育推進校を応援し、自身、21世紀型教育機構の理事で事務局長も務めています。その同士校和洋九段女子の教頭新井誠司先生が、21世紀型教育の進化/深化/真価を46人の生徒の具体的な成長のインタビューリサーチをもとにコンセプトにまでまとめたお話をされました。エビデンスとコンセプト関数を柔らかくそして鋭く語られました。
★まず一枚目のスライドは、上記の表紙から始まりました。46人の在校生の<Stories>を新井先生は、1人ひとり2時間弱かけてインタビューし、10時間かけて書き起こし編集されてきました。その膨大な時間を惜しげもなく生徒1人ひとりの才能開花のきっかけからはじまり、その成長ぶりを言語化するべく捧げてきたのです。もちろん、これからもまだまだ続きます。PBLをベースにしている和洋九段女子ならではのインタビューリサーチです。対話やディスカッション、メタローグのないPBLは考えられませんから、新井先生と生徒の対話は、自然なことでもあります。
★このスライドは、和洋九段女子のアート感性の象徴でもあります。ルネサンス期のダ・ビンチの「最後の晩餐」は、12使徒の表情が1人ひとり違うわけですが、このスライドも46通りの表情が溢れています。またポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルの「キャンベルのスープ缶」や有名人のシルクスクリーンなどを思い浮かべました。
★そして、この46人は、和洋九段女子生徒がみなSDGsを多角的にアプローチし深めているバックグラウンドを示しているものでもあります。この1枚のスライドには、語っても語っても語り尽くせない価値が広く深くあるのです。
★このように新井先生の愛情と鋭い編集能力がわかる、46人の生徒の具体的なインタビューから各学年の成長を示すコンセプトに仕立て上げたトークに移りました。非常に具体的に生徒1人ひとりの内的連関を深めていく成長が了解できました。詳しくはご視聴していただきたいです。
★和洋九段女子の学びの中核は、PBLなのはとても有名です。そのPBLデザインには、必ずルーブリックが活用されているのですが、そのルーブリックを活用して、46人の生徒の成長を、新井先生はたどっていきました。すると、一般に、環境順応型マインド→自己主導型マインド→自己変容型マインドと成長する仮説が語られるものですし、結局は自己主導型マインドまでいけばよいというのが世の常でありますが、なんと和洋九段女子は初めから自己変容型マインド素養から出発しているということが判明しました。詳しくはやはりご視聴ください。
★そして、新井先生は、この成長を横軸にPBLの発達軸でも描いて語りました。これは20世紀型教育における成長曲線とは全く違います。21世紀型教育を中1から高3まで貫徹した経験から語られる21世紀型教育における成長曲線だったのです。なぜこれが大事なのか?ぜひご視聴ください。
★それから、この生徒の成長の刺激を与えながらも居場所である安心安全な信頼関係のネットワークが学内から地域、日本、世界へと広がっていることを新井先生は語りました。このネットワークは拡大し続けますが、生徒が大切にしているキーワードの1つ「信頼」のネットワークです。和洋九段女子は、このような状況を自ら<Connected School>と呼んでいます。
★まるで安心安全な信頼ネットワークを一つの地球に広げようとしているかのようです。50年前に「成長の限界」を中心的に執筆したドネラ・メドウズ博士の夢でもありました。その夢を国連は引き受けSDGsに結実しているのですが、今そのバトンは和洋九段女子の生徒全員にも渡されました。その素晴らしい和洋九段女子の教育クオリティーを感じて頂きたいと思います。
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