改めて英語力=思考力の重要性 壁を突き抜けることができる。
★偏差値にこだわらないで、高等学校の自前の評定(内申点)と英語力=思考力と多様な体験で、垂直的な序列の学歴社会の壁を突き抜けることができます。自前の評定と言っても、甘いものでも厳しいものでもありません。ちゃんと知識と論理と創造性のバランスのよい教科学習をPBL型授業でやっていればよいわけです。1人1台の環境を整え、ペーパーレスで、グーグルフォームやグーグルクラスルームで、やりとりしながら、リアルに対話もするあるいはディスカッションする授業を展開していればよいのです。
★英語も英検2級あるいはIELTS5.0ぐらいでもまったく構いません。ただ、10秒で自分の意見と理由と対比的な考えを英語でスピーチするトレーニングは当然必要です。それがやがて1分スピーチになるわけですが、めちゃくちゃ思考力や創造力を養えます。
★このレベルの英文だって、パンデミック、戦争と平和、気候変動について多角的に考えるコンテンツは満載です。
★当然ディスカッションにも発展します。
★体験は重要です。日本語ができない外国人の子どもたちの学習をサポートする喫緊の問題を解決するようなボランティアに進んで参加すると、身近なところに世界の深い問題が横たわり、自分ができることは何か悩み、寄り添うことしかできない、でもそれをしないわけにはいかないという人間の存在の本質に気づく経験に心を開くことは、ユニバーサルリーダーへの第一歩です。
★このような学びは、もしかしたらリベラルアーツをどこか基礎にしているのかもしれません。
★そうして、自分は映像で映画で、そのことを訴え、稼いでなんとか救済できないかと考え、それが実現できる今や世界ナンバー1と言われているようなマレーシアの大学ザ・ワン・アカデミーなんかに進むわけです。
★学費も日本に比べてかなり安いけれど、プロがプロを育てる本格的なアートカレッジ。なぜ日本でなく、マレーシアか。それは東南アジアには、日本以上のアート市場があるからです。
★日本の芸術領域は、まだまだ権威主義ですから、アート市場が育たたないのです。
★自分の作品が市場に出るチャンスの多い芸術大学を選ぶのは当然です。
★担任の教師がそんな対話をしながら面談するわけです。
★推薦書は、日本語で書いたものをdeepl翻訳と英語の教師にチェックしてもらうことができます。
★ザ・ワン・アカデミーには2500人の学生がいます。そのうち日本人学生はまだまだ0.3%くらいしかいないそうです。
★3%の穴どころではありません。世界は広いのです。生徒自身の興味関心を実現できる環境を国内外の範囲でいっしょに探す進路指導を担任がすれば、その環境は見つかる可能性が大です。
★その可能性を開くには、まずは英語力です。とはいえ、皆が英検1級をとる必要はありません。IELTS5.0くらいで、仮に世界で№1の芸術大学ザ・ワン・アカデミーにはいれば、そこから英語力はさらに伸びます。
★英検の級やIELTSのスコアは必要ですが、英語=思考力という設定がまず必要です。10秒英語で思考する。スピーチする。PBL授業もICTもこれに絡めます。
★このシンキング・ルーチンの種をつくり、水や養分を対話で吸収していける環境をつくる。対話やスピーチは、信頼関係が前提だし、信頼関係をつくるのには、それぞれの才能を尊重する必要があります。信頼や相互尊重を実現するには道具が必要です。したがって、才能は開くし、テクノロジーも身に付けられるし、他者への配慮や関心を抱くことにもなります。
★改めて英語力=思考力は大切です。もちろん、英語力のところは日本語力とかドイツ語力とかフランス語力とかに置換えることもできますが、現状世界でもっとも使われている共通言語を学ぶことは理に適っています。
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