理事長・校長会の前後で瞬間の対話 芦澤校長、伊藤校長、日野田学園長、寺下校長、小林教頭、そして平方所長
★一般財団法人東京私立中学高等学校協会の理事長・校長会は、14:00~16:30で行われます。コロナ禍ということもあるため、みなギリギリに来るし、多くの理事長・校長は、学校に戻るから、会終了後すぐに三々五々。その合間で、瞬間的に対話する何人かの先生方がいます。
(芦澤校長。写真は神田女学園中高のサイトから)
★そんな中で、東洋大京北の教頭小林太郎先生にあいました。もう20年以上前にパワーポイントを使ったプレゼンを共につくった思い出話から始まって、いかに同校が大人気校になったかお話を聴けました。この間、ときどきセミナーなどでお会いしてはいましたが、妙に懐かしく、待ち時間5分くらいだったけれど、いろいろご教示いただきました。
★明治学院の伊藤節子校長とは、11支部でいつもお会いしていますが、いつも明治学院の先生方の研究成果をいただき、勉強させてもらっています。今回も伊藤先生のかつての教え子がすばらしい活動を株式会社という形で行っている事例を教えていただきました。勤務校の生徒とともよく議論になるのですが、日本は中小企業が約90%占めていて、法人税だけではなく、所得税や消費税として国が集める税金の60%は、結局中小企業が大企業をさせているから可能です。その税金がなければ、NPOや国際機関を応援する費用、拠出金とか出資金とか助成金などがでないのです。
★とかくSDGsを学ぶと、企業批判の論を展開する文章にぶつかりますが、メリット・デメリット両面を見ながら、メタ認知を稼働させようと。そして利益を上げながら社会貢献をしている企業活動を理解していくという議論が起こるのを見守っているわけです。もちろん、それが根本的な問題を解決するわけでは必ずしもないのですが、それに対し不平不満をぶつけるのではなく、そこもメタ認知で、さらなる問題を見つけていこうよと。問題発見探究アクションが要は大事です。
★伊藤校長からいただいた資料をみて、まさに明治学院はそういう探究活動を伊藤校長が担任の時代から実施していたのだということが伝わってきました。そして、なんといってもその企業は公用語は英語です。さすが明治学院。エドテック系の企業なので、いずれ紹介したいと思っています。伊藤校長とは、年内にGLICC代表鈴木裕之さんが主宰しているYouTube番組GWEに出演して頂けるというので、そこで対話したいと思います。
★また、武蔵野大中高と武蔵野大千代田両校の学園長で、千代田の方の中学校長も兼務されている日野田直彦先生にもお会いしました。そして、千代田の高校の校長の寺下公章先生を紹介していただきました。時代を切り拓く自信と確信に満ちたそれでいて実るほど・・・という謙虚な姿勢で話されていました。お二人の阿吽の呼吸が、新時代の響きを放っていました。互いにカッカと笑顔で別れました。またまたなんらかの戦略があるという雰囲気でした。
★神田女学園の校長芦澤康宏先生にもお会いできました。芦澤先生とは、かえつ有明が、市ヶ谷から今の地に移転して、名称変更、共学化、カリキュラムの大改革を行ったときからの同士です。Honda発見体験学習という今でいう宿泊型のPBLを共に創りました。神田女学園の多言語主義やダブルディプロマなど詳しくは11月のGWEに登壇していただき、対話をすることになりました。
★今回は、最後まで残ってしまい、日本&東京私学教育研究所所長の平方邦行先生と私学の先行き、ビジョン、思考力の深度と質、私学の魂のモチベーション、コミュニティーシップなどについて、対話しながら八王子へと帰途につきました。
★やるべきことは山積だなと中央線の中で思いを巡らしながら。
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