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2022年9月18日 (日)

湘南白百合の水尾教頭との対話 可視化層と共感層と暗黙知層の循環

先週金曜日、GWEで湘南白百合の教頭水尾先生と対話しました。水尾先生との対話は、教育の深層に迫る思考が展開されます。同時に広報部長としての実際的・戦略的な話もでてきて、実にスリリングでアクロバティックです。対話の当事者である鈴木さんや私だけではなく、視聴者の方もワクワクすることと思います。

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(GLICC Weekly EDU 第95回「予測不能な未来を乗り越える湘南白百合の生徒ー水尾教頭先生との対話」)

★湘南白百合の任期が右肩上がりなのは、説明会や入試戦略が、多様性や個性を受け入れる共感的なコミュニケーションが恒常化しているからですが、もちろんそれだけではないのです。

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★受験生・保護者が学校説明会などに訪れると、湘南白百合の教育がわかりやすく可視化され、理解がしやすいのです。それは、すでにGWEで何回か水尾先生が話されるときに活用されるスライドや動画、なにより水尾先生のトークでわかります。

★そして、さらに、生徒の声や企画・運営などのプロダクトがたくさん明示されます。豊富な体験学習の具体的なケースも盛りだくさんです。大学合格実績も教育の成果ですが、それだけではなく、そのような日々の学園生活の中での成果の連続がエビデンスとして明示されるわけです。

★受験生や保護者は、この部分で共感共鳴共振するわけです。湘南白百合の学校説明会では、限られた時間ではありますが、氷山モデルという見える部分の一角である可視化層と目で見ることはできないですが、気づきが触発される共感層まで織り込まれています。

★世の中、わかりやすさが求められますが、ともすれば可視化層の事例ケースの羅列で終わることもしばしばです。この場合、説明会に訪れた受験生・保護者がそれぞれ理解をすることが目的で、気に入るかどうかは学校当局は手ごたえはありません。

★一方、共感層まで織り込むと、参加者のどのくらいにまで共感共鳴共振が広がるか手ごたえを感じます。その手ごたえを感じたところをさらにブラッシュアップして次の説明会を行うので、このケースは人気の拡大再生産を生み出します。

★ところが、この共感層が受験生・保護者の内面に気づきや感動を生むには、実は生徒の活動をサポートする教育環境の設計思想が真理を目指していなくてはなりません。世の中のトレンドだからでは、中学受験生の保護者の眼はなかなか厳しいわけです。

★水尾先生は、当然そこを了解していることは言うまでもありません。しかしながら、そのすばらしい教育プログラムの背景について語る機会は、受験業界ではなかなかありません。そこでGWEでは、この普段は語られ得ない背景部分である「暗黙知層」を語る機会にしてみようということになったのです。

★鈴木さんと私にとってはチャレンジなのですが、水尾先生にとっては日常なので、なんなく対話は深く展開していきました。

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★その深い水尾先生のお話を、ここでまとめるには、私は能力不足です。ですから、ぜひご視聴ください。湘南白百合の生徒のみなさんが、いかに世の人々の無関心を行動へひっくり返し、恐れを希望に導き、分断を統一にシフトしていく資質・能力を豊かにしていくかということに共感共鳴共振できると思います。

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