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2022年9月10日 (土)

聖パウロ学園 父母の会委員会での対話ワークショップ 

★本日は、第3回目の父母の会委員会。30人強のお母さんお父さんが役割を担ってくださっています。小規模校ですから、委員の数は少ないのですが、役割を遂行する仕事量は、大小にかかわらず同じですから、多忙でたいへんな役割を担い果たしてくださっています。感謝の気持ちで頭は下がりっぱなしです。

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★前年度から、委員会が始まる前の90分間、父母の会会長のアイデアで、校長との対話の時間を設けていただきました。対話がしやすようにと、12人くらいの人数で、参加者は代わる代わる順番に、毎回行っています。昨年は、私がいただいたテーマに沿って、話をし、質問に回答するという形式でした。ソクラティック・メソッド風にしようかなと思っていたわけです。

★ところが、対話やワークショップは、若手の教師(私以外全員若手です^^)のほうが圧倒的に巧みなので、いっしょにやってくれないかと毎回いろいろな教員に依頼することにしました。二つ返事でOKでした。結局はいっしょにというより、ほとんどやってくれています(汗)。

★前回は、進路指導部部長の小島嵩志先生(国語科)、今回は企画戦略室長の伊東竜先生(入試広報部部長:数学科)。

★前回はミラパタを活用しながら、進路指導の実際をシェアしました。そして、嵩志先生自身の思考型授業(PBL)の写真を見ながら、実際の授業の本質を共有もしました。

★今回は、プレゼンテーション・パターンランゲージ及びハートとスクエアのポストイットを活用しながら、プレゼンテーションがなぜ思考を広げ深めていったり、感情を豊かにしていくのか。モチベーションをアップさせ、小さな達成感を積み上げていけるのか、興味や関心が生まれ、知識を動員しようとするのかなどなど、伊東先生が、実際の授業で行ったり、私と協働ワークショップをしたりしたものを、実際に保護者の方々にも追体験していただきました。

★体験の重要性やプレゼンが多様な機能を生み出し、生徒1人ひとりの才能を構成していくことについて実感していただきました。

★思考実験問題(実際に授業で扱った)をトリガーに実際に個人ワーク、ディスカッション、プレゼンテーションと行っていきました。そして、そのあと、これが実際の大学入試にどう結びつくのか、進路先及び社会に出た後でもどう役に立つのか情報提供を伊東先生といっしょに行いました。

★聖パウロオリジナルの「思考のメタ基礎」や「志望理由書の9つの視点」などいまここで具体的内容は公開できませんが、保護者の方々とはシェアできました。学園の教育と生徒の成長の関係についてご理解いただき、これからもご協力を頂けたら本当に嬉しいです。

★そして、会長に、「動画拝見しました、メタローグですね」と声もかけて頂きました。長時間の動画をご覧いただき、感謝の念に堪えません。

参考)GLICC Weekly EDU 第93回「聖パウロ学園:偏差値では測れない複眼思考型教育~すべての生徒が才能者」 

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