マインドフルとスキルフルのズレを統合し変容する対話の段階メタローグ
★会話や対話、コミュニケーションなど、要は人間が発する表現は、相手に一義的に伝わることはほとんどない。ズレっぱなしです。それをズレてもいいんだよとマインドフルな対応をするか、ズレをなくすべきだとスキルフルな対応をするのか、またまたそこでもズレてくるわけです。両方大事なのに、どちらかに軸足を置いてしまうのが無意識のうちに習慣化する場合が多いために、亀裂、分断、葛藤などなどが恒常的になり、その当事者同士、互いに不機嫌、不寛容、不安、憂鬱などなどに陥るわけです。
★そうならないためには、マインドフルな状態とスキルフルな状態を統合し適用し変容したりする必要があります。その具体的な対話法のヒントになるのは、上記の本かもしれません。かつて抄訳がでています。多くの方が、この本に書かれているワークショップデザインのコンセプトツールを、この本に書かれていないと思って活用しています。ほとんどのワークショップで使われていると言っても過言ではありません。
★それなのに、Amazonではその抄訳は中古でしか買うことができないのです。不思議です。
★ともあれ、次の箇所をどのように解釈するか?です。私は英語ができないので、雰囲気で読みますが、日本語だとスルーしてしまう内的構造を視覚的に読み取れるので、やはり原文と対照するのは大事だなと改めて感じました。
A SAFELY DANGEROUS SETTING
People often express the desire to have a safe setting in which to explore difficult subjects and relationships. The safety of dialogue comes directly from the willingness to touch the dangerous. As one educator put it to me a while ago, “education is a process of endangering the soul in a spirit of enlightened discourse.” This is the spirit of dialogue.
Kleiner, Art; Smith, Bryan; Roberts, Charlotte; Senge, Peter M.; Ross, Richard. The Fifth Discipline Fieldbook: Strategies for Building a Learning Organization (p.375). John Murray Press. Kindle 版.
★“a safe setting”と“the dangerous”と“a safely dangerous setting”の関係が面白いですね。
★そして、この関係を考える時に、その前提に“ a spirit of enlightened discourse”があるのだと。
★これを英語のできない私が日本語にしてしまうと、マインドフルとスキルフルの葛藤を調整するメタローグとしての対話の機能がみえにくくなってしまいますので、このままにしておきます。
★いずれにしても、学校現場における教師と生徒のコミュニケーションは、最初はズレるのが当たりまえです。それを怖がらず光をともす。つまり、“a spirit of enligntened discourse”というメタローグ対話の精神をシェアする。
★もちろん、その過程や道のりは、そう簡単ではありません。
★ですから、この時期、各種推薦入試や総合型選抜の準備において、現場で高3生とクリエイティブテンションを共有しながら日々活動している先生方のその心根に敬意を表します。
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