日本私学教育研究所 新たな時代の働き方改革を目指して~組織マネジメントと法務の視座
★昨日、大手町プレスカンファレンスセンターで、「法人管理事務運営部会」(主催:一般財団法人日本私学教育研究所/後援:日本私立中学高等学校協会)が開催されました。テーマは「新たな時代の働き方改革を目指して~組織マネジメントと法務の視座」。同研究所理事・所長の平方邦行先生と同部会の専門委員長の工藤誠一先生(聖光学院&静岡聖光学院の理事長・校長)が全体のかじ取りをされていました。
★平方先生は21世紀型教育機構の理事長だし、工藤先生も同機構加盟校の静岡聖光学院の理事長・校長ですから、プログラムの合間で、お二人のお話を伺い、理想と現実のギャップを埋める戦略・戦術のヒントを頂きました。
★もちろん、当日のプログラムもしっかり参加しました。愛媛大学大学院教育学研究科の露口健司先生の講演及び京葉船橋法律事務所パートナー弁護士の石垣正純先生の講演をじっくり聞きました。そして、それぞれの講演会の後に設定された分科会でも眼を開き傾聴しました。
★勤務校の聖パウロ学園の規模が他校に比べてあまりにも小さかったため、他校に役立つ情報を提供できませんでした。一方的に有益な事例情報をゲットさせていただき、申し訳ないと思いました。本当にありがとうございました。
★私の分科会の座長は工藤先生でしたから、いかなる制度的壁があろうと、その制約内で創意工夫をして切り抜ける実現力の凄まじさに、なるほど聖光学院が神奈川でナンバー1のポジショニングを得るばかりでなく、日本でももはや5本の指に入る私立中高一貫校に急成長したはずだと大いに合点がいきました。
★そして、各学校の変形労働時間制の多種多様な工夫とその苦労の事例は、その場でしか情報交換できない濃厚な内容でした。
★経営面、法務面の現実的な事例研究を通して、いかにリスクマネジメントできる組織にし、かつ教員や生徒がウェルビーイングを感じ高めていくかというジレンマ問題は、1人では解決はできません。やはり、このようなコミュニティシップが必要です。全国から集まった校長、事務長など70名弱の方々と情報をシェアできる機会を頻繁に設定し企画運営する日本私学教育研究所のスタッフの方々には頭が下がります。
★そして工藤先生には、シンプルでかつパワフルな現実化力(スーパープラグマティストです)を学べました。とはいえ、私は理解できただけで、とても実現する力はないなあと反省です。
★さらに平方先生とは、またまた先を行くアップグレードな教育力の戦略構想について伺うことができました。お手伝いならできるかもしれません。この夏は、多くの方と対話とディスカッションを繰り返す時を過ごせそうです。
★勤務校からは企画戦略室室長の伊東先生も参加しました。変形労働時間制とウェルビーイングの関係について、マトリクスで整理しながら、トレードオフの部分をいかに解決するか、それぞれ別の電車で帰途に就いたので、lineでやりとりしながら対話を深めました。今二人の創っているシン・リベラルアーツは、意外とその解決策になるかもしれないと。コスパもなかなかいいし(微笑)。対話から生まれる真理は私たちを自由にするわけですね。
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