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2022年7月 9日 (土)

太田晃介先生 100分で語るTOKの真髄 水都国際の生徒の未来が開かれるわけ

★昨夜、太田晃介先生と100分対話をしました。GLICC代表鈴木裕之さんの主催するGWEで。テーマは、<GLICC Weekly EDU 第86回「大阪府立水都中学校高等学校 太田晃介先生との対話ー知の理論と数学・科学的思考」>です。太田先生自身が実際に授業で展開したTOKの数学領域の事例を通して、TOKの真髄を聴くことができました。100分でわかるTOKの真髄!必見です。

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★昨今、文理融合とか教科横断とか語られていますが、そのためには、超越視点=俯瞰視点がなければ統合とか横断はできません。TOKは、まさに鳥瞰視点というナレッジがどのように形成されるのかその極意を学ぶ時空です。

★教頭としての太田先生が、管理モードにならざるを得ないにもかかわらず、各教科の先生と教科横断的な対話ができるのは、鳥瞰視点としてのTOKを共有しているからです。

★TOKの数学の領域で、数の概念や幾何の様々な概念の真理性あるいはアイデンティティを疑うことによって、知識というものが限られたある枠組みを前提にしていることがわかります。わかるから、その限定的なものを越境する俯瞰視点がまた見つかります。それを言語や記号にすると知識が生まれてくるのでしょう。

★私たちは知識というものは記憶するものだという前提でいますが、実は創る過程というものがあったのです。だから新しい発想や創造性やイノベーションが生まれてくるわけです。

★目からウロコの連続でした。そしてTOKの真髄に気づきました。もっとも、太田先生は、その真髄は本当に真髄なのか?と問うことでしょう。

高校時代に、身近だと思っている知識の奥行という洞窟探検とその広いネットワークの大海原に帆をはる知的冒険は、何より大きな成長を生み出す体験です。ぜひご視聴ください。太田先生遅くまでありがとうございました。

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