問いは生まれてくる。それを編集すると世界が生まれる。
★最近「問いのデザイン」などという話がちょっとしたトレンド。問い作りは難しいと。本当にそうでしょうか。一方で、「正解がない世界」などという言葉も今や日常化しています。とするならば、周りは問いだらけだということでしょう。新しい問いの発見というのもありますが、発見せずともどんどん周りに湧き出でています。
(理事長内田真哉先生のみずき野幼稚園のシーン。苗植えをする子どもたち)
★幼稚園児が、苗植えをするとき、どうやって植えるのか、どこまで掘るのか、どのくらい土をかけるのか、そもそも苗や種は、こんなに小さいのに、これがトマトになったり、トウモロコシになったりと、それはもう大変です。
★未知のことはすべて、園児にとっては問いです。
★幼稚園や保育園のころの日々の経験は、溢れる問いに身をゆだねていると言っても過言ではありません。
★それがいつしか、答えを知ってしまい、未知の部分がなくなると問いは枯渇します。
★しかし、未知の部分がなくなるということはおよそ考えられません。なぜなら、私たちは常に未来に向かって新たな問いに出遭い続けていくからです。
★ところが、実際には、そうなっていない。だから難しいとなる。
★でも、本当は、未知のものに出遭わないように規制された環境だからにすぎません。
★その規制の巧みな戦略は、問いを教えることです。
★問いとは周りに溢れているのではなく、教科書や教師が投げてくれるものだという先入観が習慣化してしまったからかもしれません。
★したがって、問いのデザインとは、そのような環境をDE-signするということでしょう。問いを投げられる環境という記号をDEする。デ-ザイン、つまり脱記号ですね。
★すると問いはコンコンと湧き出てきます。
★もちろん、枯渇しないように、持続可能な問いの生成環境のデザインは必要ですね。この問いの生成環境のデザインの方法を、世界作りの方法と言います。
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