チームと個人(1)PBLで
★現政権は、各省庁挙げて、「人材育成」のための投資だあ!という感じになっています。それはいいことですが、人材育成は、ミッションとあり方のミックスで考えることですね。それと1人で生きていくことは、人類誕生の時から不可能なので、仲間との関係も重要です。ここではチームと呼んでおきます。
★PBLにおいてチーム生成は重要です。PBLの巧みな先生方のチーム生成を見ていると、なんといっても「自然体」です。生徒1人ひとりのミッションが共感を帯びてきます。それぞれのタレントを大事して相乗効果を生み出そうという自分軸が生まれてきます。そしてチームも当然それをミッションとします。
★そのようなミッションの化学反応が起きるには、自分の在り方が、柔軟で頑なではなく開放的で、だからこそ気づいたことを共有しようというあり方を創っていきます。チームのあり方もそうです。上記の図でいえばCパターンです。
★ところが、Cパターンであれば何でもよいかというと、必ずしもそうではありません。個人のミッションもチームのミッションも権威主義的で、個人のあり方もチームのあり方も情報隠蔽体質で頑なで抑圧的であったとしたら、それはそれでCパターンになるわけです。
★さて、どうしましょう。
★結局、ポジティブCとネガティブCがあり、どちらもそのメンバーは生きることができます。
★ただし、PBLがうまくいくのはポジティブCのときです。
★もし、PBLがうまくいかないとしたら、それはネガティブCか、そもそもDのように超バラバラか、Aのようにあり方がバラバラかです。
★Bパターンはどうでしょう。Bパターンは、ポジティブBはあってもネガティブBはありません。ネガティブBであり方が権威主義で自分もチームも同期しているとしたら、軸は強制されるので△にはならないからです。
★Bは、実はポジティブCに移行するパターンです。
★PBLは初めからポジティブCではありません。むしろBの場合が多いでしょう。
★ミッション軸が相互に承認されながらだんだんゴールデンルールに近づいていくのが、PBLです。ミッション共感はゴールデンルールに向かえるポテンシャルがあるメンバーが集まることが必要なのです。
★私立学校が、生徒募集の時、偏差値だけで選択しないのは、そういう意味もあるのです。大学の総合型選抜も同様です。
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