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2022年6月27日 (月)

総合型選抜の準備の時期 地経学×DAO×カンザキメソッド そして画竜点睛を欠かないということ

★大学入試を「総合型選抜」で受験する高3生は、志望理由書の準備や志望校の小論文などの対策をし始めていることでしょう。高校時代に、多くの経験をして、その経験からいまここで何を学んだかをリフレクションしながら学んできた生徒にとっては、それほど難しくはないかもしれません。

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★ただ、2022年入試では「感染症」関連のトピックについて考える問いが多く出題されたように、2023年は、感染症と気候変動と戦争などのつながりループのどこかに焦点をあてて問いを投げかけてくるでしょう。

★従来は地政学的な視角で、問題を発見し解決していけばよかったのですが、ウクライナ侵攻があってからは、地経学的な視野が要請されるでしょう。

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★また、近未来の2050年くらいを考えるには、伊藤穰一さんの考えを理解しておくことも必要です。そのうえで、神崎史彦先生の下記の書籍を読むと理解とスキルともう一つ大事なことがわかります。

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★志望理由書にしても小論文にしても、面接やプレゼンにしても、身近な例や経験からいまここで何を学び、何に興味や関心があるのかを明快にすることは大前提ですが、それがどんな社会貢献につながるのか「手ごたえ」や「実感」を述べることも必須です。もちろん、それゆえ、何を研究したいかどう研究していくのかという構想や見通しも大事です。

★しかし、それだけではが画竜点睛を欠きます。

★いったい何が足りないの?書き方や表現の仕方?いやそれは当然のことで、これが不足していると論外です。

★専門的な知識?それはあってもよいですが、むしろそれは大学で大いに学ぶことですね。

★いったいそれは何か?そこを考え抜く3か月間ということでしょう。

★もちろん、神崎先生の書籍には、それが説明されています。しかし、さらりと読むと気づかないかもしれません。何度も出てきて強調されていますが、高3生は、スルーしてしまうケースが多いのです。あまりに大きいものは、近くでは見えないものですよね。

★それが見えるようになる視座が身につくようになるとようやく見えます。そのような視座は、教えられて身につくものではないので、3カ月間大いに考えてください。大いに友人とディスカッションしてください。大いに先生方からフィードバックをもらってください。期待しています。

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