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2022年6月20日 (月)

創造性は問いの生成 そこから世界は生まれる~内田真哉先生の構想

★みずき野幼稚園の理事長内田真哉先生は、レゴ@シリアスプレイのファシリテーターの資格を有し、日本SEL推進協会も立ち上げています。レゴを通してクリエイティブラーンニングスパイラルを生み出し、そのスパイラルを生み出すハートの状況をつくりだすSELを交差することによって、化学反応が起こり、子どもたちの創造性が爆発するのです。

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(みずき野幼稚園では、内田先生のレゴワークショップも行われています。MITメディアラボの見識とSELの見識のコラボをデザインするのが内田先生です)

★このスパイラルについて、MITメディアラボのレズニック博士は、次のようなシンプルな図を描いて示します。

Creative-learning

★なんともシンプルですが、それぞれの領域で、視点が生まれ、視野が広がり、スパイラルは視座を高め、向こうを見ればパースペクティブが展開し、反対を見れば、そこには起点が見えます。根源と見通しの渦まきでもあります。

★子どもたちは、この内的時間と空間の渦の中で、ワクワクする気持ちが拡大し、同時に多様な「視」が生まれます。ワクワクしないと「視」は固定され、未知との遭遇はありません。

★しかし、ワクワクすると多様な「視」~「視点」「視野」「視角」「視座」「見通し」「起点」「俯瞰」「虫の眼」・・・・・~が生まれます。この多様性が「ズレ」「違い」「ギャップ」を生み出します。

★それこそが「問い」です。その度合いが程よいとクリエイティブテンションが生まれます。その度合いが少ないとワクワクしませんね。その度合いが大きすぎるとパニックになります。

★このクリエイティブテンションという内的時間と空間を外的時間と空間に転換するあるいはその逆を生み出す環境をデザインするのがファシリテーターの役割です。この環境が生成されると、問いはコンコンと生まれ出でます。

★コミュニケーションが、相互にクリエイティブテンションを生成する言語活動であり、情動活動であり、身体脳神経系の躍動であると、問いは果てしなく生まれます。相互自問自答つまり、インターリフレクションこそ、クリエイティブラーニングスパイラルのオリジンかもしれません。

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