創造性は問いの生成 そこから世界は生まれる~内田真哉先生の構想
★みずき野幼稚園の理事長内田真哉先生は、レゴ@シリアスプレイのファシリテーターの資格を有し、日本SEL推進協会も立ち上げています。レゴを通してクリエイティブラーンニングスパイラルを生み出し、そのスパイラルを生み出すハートの状況をつくりだすSELを交差することによって、化学反応が起こり、子どもたちの創造性が爆発するのです。
(みずき野幼稚園では、内田先生のレゴワークショップも行われています。MITメディアラボの見識とSELの見識のコラボをデザインするのが内田先生です)
★このスパイラルについて、MITメディアラボのレズニック博士は、次のようなシンプルな図を描いて示します。
★なんともシンプルですが、それぞれの領域で、視点が生まれ、視野が広がり、スパイラルは視座を高め、向こうを見ればパースペクティブが展開し、反対を見れば、そこには起点が見えます。根源と見通しの渦まきでもあります。
★子どもたちは、この内的時間と空間の渦の中で、ワクワクする気持ちが拡大し、同時に多様な「視」が生まれます。ワクワクしないと「視」は固定され、未知との遭遇はありません。
★しかし、ワクワクすると多様な「視」~「視点」「視野」「視角」「視座」「見通し」「起点」「俯瞰」「虫の眼」・・・・・~が生まれます。この多様性が「ズレ」「違い」「ギャップ」を生み出します。
★それこそが「問い」です。その度合いが程よいとクリエイティブテンションが生まれます。その度合いが少ないとワクワクしませんね。その度合いが大きすぎるとパニックになります。
★このクリエイティブテンションという内的時間と空間を外的時間と空間に転換するあるいはその逆を生み出す環境をデザインするのがファシリテーターの役割です。この環境が生成されると、問いはコンコンと生まれ出でます。
★コミュニケーションが、相互にクリエイティブテンションを生成する言語活動であり、情動活動であり、身体脳神経系の躍動であると、問いは果てしなく生まれます。相互自問自答つまり、インターリフレクションこそ、クリエイティブラーニングスパイラルのオリジンかもしれません。
| 固定リンク
「創造的才能」カテゴリの記事
- 2025年中学入試動向(1)学校選択の新しい見方(2024.11.07)
- 工学院・文大杉並・和洋九段女子 シンプルに深く教科と探究をフュージョン(2024.11.06)
- 全国私学教育研究集会で エヴェリット・ロジャーズのファントムに出遭う・・・(2024.11.01)
- 本田由紀教授の短いメッセージにも日本の根本問題を暴く(2024.10.29)
- 八雲学園の副校長近藤隆平先生に会いました。生徒の成長が飛躍するグローバル教育のリーダー(2024.10.25)
「中学入試」カテゴリの記事
- 2025年中学入試動向(1)学校選択の新しい見方(2024.11.07)
- 工学院・文大杉並・和洋九段女子 シンプルに深く教科と探究をフュージョン(2024.11.06)
- 大妻中野 新思考力入試を廃し、そのエッセンスを全教科入試に移植することの意味(2024.11.01)
- 全国私学教育研究集会で エヴェリット・ロジャーズのファントムに出遭う・・・(2024.11.01)
- 富士見丘高校1年生 生成AI研修始める その意義(2024.10.31)
「創造的対話」カテゴリの記事
- 2025年中学入試動向(1)学校選択の新しい見方(2024.11.07)
- 工学院・文大杉並・和洋九段女子 シンプルに深く教科と探究をフュージョン(2024.11.06)
- 全国私学教育研究集会で エヴェリット・ロジャーズのファントムに出遭う・・・(2024.11.01)
- 富士見丘高校1年生 生成AI研修始める その意義(2024.10.31)
- 鴎友学園女子 政策から選挙を考える授業(2024.10.29)
「PBL」カテゴリの記事
- 工学院・文大杉並・和洋九段女子 シンプルに深く教科と探究をフュージョン(2024.11.06)
- 綿あめで世界を学ぶ ものとことの関係総体(2024.11.01)
- 全国私学教育研究集会で エヴェリット・ロジャーズのファントムに出遭う・・・(2024.11.01)
- 富士見丘高校1年生 生成AI研修始める その意義(2024.10.31)
- 本田由紀教授の短いメッセージにも日本の根本問題を暴く(2024.10.29)
「高校入試」カテゴリの記事
- 全国私学教育研究集会で エヴェリット・ロジャーズのファントムに出遭う・・・(2024.11.01)
- 富士見丘高校1年生 生成AI研修始める その意義(2024.10.31)
- 八雲学園の副校長近藤隆平先生に会いました。生徒の成長が飛躍するグローバル教育のリーダー(2024.10.25)
- 禅とチャペルと音楽と 私立学校は小林秀雄を受けいれて乗り越える(2024.10.23)
- 日経ビジネス 禅と哲学 駒沢学園女子の教育がグローバルなわけ(2024.10.22)
最近のコメント