新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画(案)公開される
★昨日5月31日、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画(案)」が公開されました。表面的には、ソサイエティ5.0や2050カーボンニュートラルなどで語られてきたことのきれいなまとめですが、本気でやろうとするとすごいなと驚くような内容です。
(十倉委員提出資料から)
★新しい資本主義は、自由放任主義→福祉国家的資本主義→新自由主義のあとにやってくる資本主義ということのようです。市場か国家か、その両極を振り子のように往復してきた変遷から脱して、国家も市場もになる配分がうまくいく資本主義らしいですね。
★国家は、賃金を上げることにより、企業の利益の公正な配分を法律化します。そして、それはますます民間の市場競争を活発化し、商品やサービスのクオリティをあげていく。所得倍増となり、税金も増やせる。
★また、市場は、DXを活性化し、国家はGXを活性化する。もちろん、国家もDXをうまく回るように規制はします。
★それでは、そんなDX人材やGX人材はどこから生まれてくるのか。それは教育未来創造会議が提言している教育からです。
★新しい資本主義実現会議と教育未来創造会議が相互に関連していることがよくわかります。
★夢とテクノロジーとアート思考とアントレマインドを有した新しい資本主義やそれを支える教育を創る人材が、DX人材やGX人材だということのようです。
★しかしながら、DXもGXも相当レベルの高いお話です。したがって、大学のあり方も変えようというわけです。
★2014年以降議論されてきた初等中等教育学校の教育改革及び高大接続改革の話が、経済の話と密接に結びついて提言されるるようになったことは、今までもありましたが、ここまでダイレクトに結びついたのは進化です。
★社会課題と結びつく「主体的・対話的で深い学び」と「探究」に「お金」が結びつく話は、18歳成人にとってなかなか効果的です。ただし、新しい資本主義は格差を生まないようにするわけですから、金と幸福をどのようにとらえるのか、これまた人的資本の捉え返しをしなくてはなりません。
★これについては、この会議のメンバーの1人東京大学の柳川範之教授が提供した資料でちゃんとチェックされています。柳川さんはとても破天荒な生き方をしてきました。変化を創る人とかアントレプレナーのロールモデルでもあります。
★新しい資本主義実現会議にしても教育未来創造会議にしても、実に興味深いメンバーが集められています。しかしながら、資本主義下における配分は所得倍増でも実際には公平になりません。そのうえで税金を増やすわけです。
★それは、経済と自然と知恵を循環させられるDX人材やGX人材を育成するだけではなく、〇〇力強化のための目的もあります。
★新しい資本主義を支える人材は、DX人材、GX人材以外にも〇〇人材がいます。
★トフラーの予測したパワーシフトは、残念ながら逆戻りになる可能性もあります。AIと共生する人智が必要となるでしょう。
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