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2022年6月22日 (水)

聖パウロ学園の国語科 相互評価=共同編集というリフレクション

★聖パウロ学園の国語科の授業は、「編集」思考が育つ学びのダイナミズムです。あらゆる行事やセミナー、ゼミが国語科の授業に流れてくるように仕掛けられています。それが小論文になり、プレゼンになり、志望理由書になったりしていきます。結局は、「自分とは何か」という自分物語を編集していくようになっているのだと思うわけです。

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(高橋先生の小論文の相互評価のシーン)

★古典の学びでは、古典文法ももちろん行いますが、源氏物語などでは、キャラ設定を自分なりに再編集するスライドを作成しプレゼンしたりしています。キャラ設定は、物語編集では欠かせません。

★グローバルな文化の違いも、リサーチ→ディスカッション→編集→プレゼンとなります。

★いろいろな体験や授業を通して、小論文コンクールも経過するわけですが、小論文を書く前の準備はもちろん書き終わった後の相互評価はある意味、共同編集です。

★詳細なルーブリックができているので、生徒はそれを基準に評価し、互いにフィードバックしていきます。中には、自分が評価しても信頼がおけるのだろうかと質問する生徒もいます。いい質問ですね。主観と客観の狭間の中で、協働主観という別のものの見方があることに気づくチャンスです。

Interevaluation

★この詳細なルーブリックについて、生徒と高橋先生の対話しているのを聴いていると、シンプルに上記のような思考コードに変換できるなあと思いつきました。

★学校現場は、すでに思考コードのC軸思考まで学ぶ場ができているものです。そのリソースをどのように広報し、どのようにエフェクトに結びつけるのか。この作業を意外としていないのが、学校です。経営と教育の両輪が結びつくには、日々行われている授業の本質を共有共感共振できる仕掛けを生み出す必要がありそうです。

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