首都圏の住みたい街№1「世田谷区」に多くの私立学校がある意味
★「首都圏の住みたい街と私立高校在籍者数シェア」で、世田谷区が首都圏の住みたい街で第1位だったという話を紹介しました。その世田谷区には、人気の私立学校が目白押しです。そのことと住みたい街ランキングの相関があるかどうかはわかりませんが、世田谷区といわれれば、いくつかすぐに思い浮かぶ私立学校があります。
★まずは三田国際学園です。盟友鈴木裕之さんは、GLICCという帰国生を中心にサポートする英語と思考力をベースにする学びの場をつくっていますが、ここから三田国際に国際生入試や英語入試で多くの受験生が合格しています。このような塾はまだまだ少ないのですが、新たな受験市場創出に刺激を与えているという意味で、三田国際は従来の偏差値主義や暗記型教育から生徒自身の内発的モチベーションを燃やす思考型教育にパラダイム転換している唯一無二の私立中高一貫校です。
★1条校で、すべてのクラスがインターナショナルスクール化している学校は確かに、他にありません。
★昭和女子大附属昭和も、破格のグローバル教育やサイエンス教育で注目を浴びている私立女子中高一貫校です。
★世田谷区は東急線、田園都市線、小田急線、京王線が並行して走っていて、23区内校外エリアとして意識が高い保護者が居住しています。恵泉、鴎友、佼成学園女子、サレジアン国際世田谷、聖ドミニコ、東京都市大等々力、東京都市大と伝統と革新の両方をそれぞれ独自の統合を果たしている私学がすぐに思い浮かびます。やはりいずれも多様な実績を出し、人気もあります。
★特に成城学園は、これらの学校が挑戦している新しい教育を、創設以来から実践しているフロントランナー的性格の私学で、根強い人気があります。
★世田谷区と目黒区は接していて、桜新町から歩いていくこともできる八雲学園も教育の総合力という質の高い学びの環境を生み出していて、人気のある学校です。また世田谷区と隣接している溝の口にある洗足学園も超人気校です。
★世田谷区というよりも、田園都市線、東急線の沿線に人気の高い私立学校が多いのですが、東急電鉄の戦略は、創設者五島慶太翁の理念である質の高い教育のある街を今も建設しています。住みたい街№1の理由として、このような私立学校がたくさんあることはやはり何らかの関係があると言えるのかもしれません。
★今後の都市創りには、このうな新しい教育に挑戦している私学を誘致することは重要事項となるかもしれません。
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