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2022年5月22日 (日)

首都圏の住みたい街と私立高校在籍者数シェア

★大東建託(東京都港区)は居住満足度調査を実施。その結果を「いい部屋ネット 住みたい街 ランキング2022<首都圏版>」として集計。その結果、住みたい街ランキングの1位は「世田谷区」、2位は「港区」、3位は「武蔵野市」となったようです。これをみて、私立学校が多い地区ではないかと思い、東京都のデータを調べてみました。

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★高校在籍者において私立高校在籍者数のシェアを区別ごとに算出し、多い順位並べました。すると港区や世田谷区はシェアが高いですね。私立高校が多いエリアということでしょう。私立高校が多ければ、住みたい街になるかどうか、その相関があるかどうかはわかりませんが、何らかの関係はあるでしょう。

★市部も調べてみました。

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★やはり武蔵野市のシェアは高いですね。成蹊、聖徳学園、吉祥女子などがすぐに浮かびます。住みたいと私立学校の存在はやはり何か関係ありそうですね。小金井市も私立高校の在籍者数シェアが高いですが、ICU高校、中央大学附属高校、東京電機大高校がすぐに思い浮かびます。やはり何か関係があるのかもしれません。

★とにもかくにも、東京都の私立高校の在籍者数シェアが58%というのは、他のエリアにはないことですし、世界でも大都市に私立学校が集結しているというのも珍しいでしょう。

★そして、同じ東京でも区部と市部では、そのシェアには差があります。やはり都心に近い方が多くなるのでしょう。もちろん、武蔵野市や小金井市のように郊外として都心と連動しているところは別です。

★区部でも都内の郊外エリアに接続しにくいところは私立学校の在籍者数のシェアがそれほど高くないというのは、私鉄やJRなどの電車の存在が関係しているのかもしれません。

★交通便と私立学校と住みたい街。要は立地はポイントです。立地が良いとは言えない勤務校は、その制約を超える構想力が必要ということでしょう。

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