首都圏の住みたい街№2「港区」の私立学校 ああなるほど
★「首都圏の住みたい街と私立高校在籍者数シェア」で、住みたい街第2位が「港区」であることを紹介しました。ここは、私立高校があるかどうかというより、日本にある大使館の半分が集結している場所だし、六本木ヒルズや東京ミッドタウン、赤坂サカスに象徴されるように、リッチな場所ですね。江戸時代から江戸の玄関口で、大名屋敷もひしめいていたことでしょう。あの忠臣蔵の舞台でもあります。白金も忘れてはなりません。バイデン大統領がもてなされた八芳園がありますね。
★開国直後、この地に広がる大名庭園を見た外国人は、ここはパラダイスだと言ったとか。
★そんな場所ですから、明治期から私立学校があったのは当然のことだったのかもしれません。多くの人がすぐに思い浮かぶ学校を思いつくまま挙げてみましょう。
★麻布、芝、東洋英和、慶應義塾、普連土学園、頌栄女子、高輪、聖心女子学院などですね。
★そして、広尾学園があります。広尾と三田国際は、最初の改革者は同じ私学人です。「〇〇国際」とか「インターナショナルコース」「本科」という名称を定着させたイノベーターです。幕末同様VUCAのいまの時代に現れた改革者型私学人ですが、マーケティング手法を徹底するところが、明治期の私学人とは違いますね。時代のなせる業です。ですから、立地も当然しっかり計算しているということですね。
★なるほど「港区」は住みたい街ということでしょう。
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