複合的な狙いがある「教育未来創造会議」①環境省の資料
★「教育未来創造会議」の座長は岸田首相。したがって、新しい資本主義の構築の人的資本、そのためのDXインフラ資本、脱化石燃料の基盤づくりとしてグリーン化推進人的資本、民主主義国家との連携とサブリーダーのポジショニング確立など複合的狙いがありそうです。もちろん、その背景には、教育の質を上げるのだから、税金も上げますよというのと、今回のウクライナ問題で、より民主主義国家との連携というより同盟を強化しなくてはならないから、その税金の行方は、〇〇力強化にも使いますよという話が横たわっているでしょう。
★今回の会議でも、他の会議同様、各省庁から多様な資料が提供されています。そのデータや資料の意味するところを考えてみると、教育の未来が見えてきます。
★経産省の資料の中に、上記のような環境省のリサーチ編集資料も盛り込まれています。
★グリーン化人材育成とDX人材育成とグローバル人材育成の3本柱になっています。これが新しい資本主義の担い手ということでしょう。
★グリーン化シチズンシップ、DXシチズンシップ、グローバルシチズンシップのコンビネーションによって、なんとか所得倍増が成り立つか成り立たないかを静かに議論しているに違いありません。だからこんな資料も提供されています。
★米国は、構成主義的なプラグマティズムですから、3つを融合させるのは得意です。だから、日本もそのような新しい教育を行って、新しい資本主義に突入しましょうということでしょう。
★ただし、それには税金を挙げなくてはね。円安でインフレだからそれもやむを得ないし、ウクライナ問題で日米英との同盟関係を強化するには、〇〇力も足並みそろえなければと。
★化石燃料から脱するには、グリーン化が必要だし、DXの新しい世界を創るには、海底ケーブルの強化と宇宙だよねと。そのためかどうかわかりませんが、同会議のメンバーに身近なものから宇宙船の部品まで、DXを融合した新しいモノづくりの牽引者である大坪正人さんが名簿に名を連ねています。その資料も興味深いですね。いずれコメントしたいと思います。
★所得倍増になれば、たしかに所得税などをあげても悪くないでしょう。しかし、順番を間違えるとちょっと困りますね。
★しかし、同盟のためには、しかたがないでしょうと、そこは何重にも手をうっているわけですね。
★私たちは、この状況をどう捉えていけばよいのでしょう。ただ反対したり批判するのではなく、冷静にメタ認知熟慮をしたほうがよいですね。そして、このような熟慮ができる複眼思考を生徒と共有していくことです。
★あくまで、〇〇力ではなく、知恵と経済で乗り切るアイデアを生成する思考型教育をPBLなどで遂行していくしかないでしょう。
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