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2022年4月17日 (日)

shuTOMO 4月号(01)日本の教育は変わるのか、変わらないのか?

★本日17日、首都圏模試センターは今年度第1回目の合判模試を開催します。同センターは、中学受験情報誌「shuTOMO」を同時発刊します。受験生には配布され、受験生以外はAmazonなどでも購入できます。私も少し協力させていただいているため、今年度の第1回本、中学受験情報誌「shuTOMO2022年4月号」を頂きました。特集がインパクトあります。「日本の教育は変わるのか、変わらないのか?」。初回から飛ばしています。そして、このような特集を学校側ではなく、受験業界側が提示するというのは、ちょっと他国では考えられない動きです。首都圏模試センターの教育関連企業としての価値はグローバルな視野からみても相当なものです。

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★特集は、首都圏模試センターの取締役・教育研究所長北一成氏が、企画編集しています。まずは巻頭言として、2050年ごろからバックキャストして日本の教育が変わらざるを得ない根拠付けをし、子どもたちが生きる未来により良く生きる力を育てる教育を説きます。それを証拠づけるかのように3人の教育改革者にインタビューをしています。

★まずは教育政策を制度設計する官僚側から、GIGAスクールコ構想などで大活躍している経済産業省の浅野大介さんにインタビュー。

★次に、私立学校側から、日本私立中学高等学校連合会の会長吉田晋先生にインタビュー。私立学校に通う生徒が全国に占める割合は33.6%であり、先進的教育のほとんどはほぼここから生まれていると言っても過言ではないのですが、その全国の私立学校の経営面と教育面の両方をサポートしているのが吉田先生です。政財界の広大なネットワークを生かし、文部科学省にも未来の教育のための教育政策について助言もしています。

★最後に、現場で教育改革を成功させている横浜創英の校長工藤勇一先生にインタビュー。工藤先生は公立と私立両方で改革を成功に導いています。日本の教育を変える行政政策も大事です。しかし、そのマクロの改革は、結局は現場というミクロの領域で動かなければ大山鳴動して・・・ということになります。その意味で、工藤先生のチャンレンジングな現場の教育改革モデルは重要です。

★特集の企画やインタビューのナビゲーター、執筆は北一成所長です。撮影はノイタキュード代表北岡優希さんです。感性豊かな北岡さんのシャッターの眼差しは、それぞれのペルソナ表情をいい感じで映し出しています。

★いずれにしても、この特集、相当気合がはいっています。北所長の時代を俯瞰する認識に沿って、それぞれの立場の共通点がわかるようになっています。

★公立と私立の軸とマクロとミクロの軸が巧みに交差して、日本全体のこれからの教育の変化を一望できます。ぜひお読みいただきたいと思います。

★私もしばらく、同書を読んで、簡単なコメントを書き込んでいきたいと思います。

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