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2022年4月15日 (金)

変わるというコト(03)高校の生徒がカギ 首都圏模試も動く 日私研も動く 東私研も動く

★もはや予測不能な時代は遠くの話ではありません。VUCAの時代も遠くの話ではありません。コロナ、ウクライナ、フクシマというキーワードの背景には、すでに予測不能だとかVUCAとよばれる時代が来ています。すぐそこにというより、真っ只中というわけです。いまここでこの変化に対応するには、グローバル感覚、グリーン感覚、ゴールデンルール感覚、GRIT感覚は当たり前です。もちろん、そのいずれにもデジタル化は当たり前です。そしてこれらを統合するのは、哲学だった現代化リベラルアーツだったりというわけです。IBのTOKとかSTEAMなどは、この部分集合です。この4G1D×哲学あるいは現代化リベラルアーツを実践するコア領域は、中学や高校という場です。

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(2021年12月22日 一般財団法人日本私学教育研究所調べ)

★日本全国の中高でざっくり600万人の生徒がいます。シンガポールやフィンランドなど教育大国(?)の人口は、どちらも600万人いきません。にもかかわらず、1人当たりのGDP(2020年IMF)は、シンガポールは、日本の1.5倍、フィンランドは1.2倍です。

★別にGDP競争をしようというわけではありませんが、すべての国が豊かになるために、どんな教育にしていけばよいのか考えることは無駄ではありません。

★そのモデルを作るには、今の学習指導要領ではなかなかうまくいきません。だいぶ開かれてきましたが、まだまだ世界標準ではありません。

★やはり相対的ですが、学びの自由度が高い私立学校で始めるのが現実的です。私立中高一貫校は最も先進的ですが、ここに通っている生徒数は、全体の7.7%ですから、ここだけ頑張っても、なかなか変化は広がりません。

★私立高校に在籍している数は、全体の33.6%です。私立中高一貫校だけではなく、高校だけの学校に在籍している数は、全体の25.9%です。

★私立中高一貫校、私立高校が動き出せば、全体への広がりは加速するでしょう。

★ここに挑戦しようという気概を持っている集団が、首都圏模試センターとその仲間です。高校受験情報誌制作プロジェクトを進めています。

★昨日ご紹介した北岡優希さんもその1人です。このチームは数十校の私立高校を巻き込む動きをしています。

★聖パウロ学園ももちろん協力しています。

★GIGAスクール構想とCEFRの考え方の広がりもまた、この動きを支持してくれることでしょう。

★さらに、日本私学教育研究所(日私研)と東京私学教育研究所(東私研)も大胆に動き出しています。

★変化の波は、大きくなります。そうなると私は楽観的に感じています。

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