2089年から考える21世紀型教育(03)かえつ有明 宇宙の響き
★かえつ有明の副校長佐野先生とGLICC代表鈴木さんが対話している動画が公開されています。<GLICC Weekly EDU 第71回「かえつ有明のさらなるアップデートー佐野和之副校長先生との対話」>がそれです。最初の30分間は私も参加していますが、そこは飛ばして佐野先生と鈴木さんとの対話をお聞きするところから始めるのをおススメします。
★というのも、佐野先生の響きを視聴者のみなさんが共振できるように鈴木さんが対話しているからです。この響きは2089年から考える21世紀型教育の象徴的な波動だからです。
★前回記述した5つのFとナチュラルなゆらぎ1/fが広がっています。
★ですから、かえつ有明の教師も生徒も、もはや垂直的階層構造に頼ることなく、水平的多様性を生み出すマインドとスキルとセオリーを内製的研修によって共有しています。この根本は、互いの存在を受けとめる心理的安心安全をフィールドとする対話を生成し続ける気持ちが共有されているわけです。
★互いの存在を受けとめるには、互いのメンタルモデルを共有できなければならないわけです。それぞれ痛みを感じて生きているのが人間存在の性格ですが、そこをリスペクトし、互いに活動することによってその痛みへのこだわりを解くことができます。痛みそれ自体はなくならないのですが、それに囚われている自分が解放されます。
★そういう内省レベルの意味で、フリーな響きが共鳴音を生み出すのです。共鳴しているわけですから、生徒が困っていたら、どうしたらよいか共振したメンバーがすぐに集まって、プログラムをチームで作成して解決していきます。多様なプロジェクトの響きに満たされているのがかえつ有明なのですが、それを教師だけではなく、生徒も響き合っています。そのプロトタイプが7年前に立ち上げられた高校生の新クラスです。
★この新クラスは、高校入試で入学できるのですが、高校入試の世界は垂直的階層構造がまだまだ主流です。ですから、この7年間は、そこをおもんぱかりつつ水平的多様性をいっしょに生み出しながら、痛みを共有し、その痛みが、実は社会課題にもつながっていることを体感し、自分が何をするのかミッションを発見するクラスを生み出してきました。
★しかし、来年度からは、この垂直的階層構造を気にせず、思い切りかえつ有明のいまここで行っている教育活動を明快に表現し、共感して選んでもらえる入試制度にアップデートするそうです。それをどうやるのかというと、ワークショップ型の入試を行っていくようです。
★中学入試では当たり前なのですが、高校入試では、そう簡単にできない高校入試特有の制度があるのです。それを気にせず、あるいは屈せず、かえつ有明のマインド全開にした入試を行うのでしょう。
★じゃあ、高校入試で新しい入試をやればよいのかというと、そうは簡単ではないのです。ここまで述べてきたようなマインドを生み出すスキルやセオリーがセットになっていないとなかなかできません。
★マインドは、現場の痛みの共有から響きはじめます。それをいったんは受容しますが、そこから解かれるには、スキルが必要です。現場の中で試行錯誤しながらみんなで創っていきます。しかし、それだけでは広がりません。外とのネットワークが必要です。この外とのネットワークがセオリーを生み出します。
★しかも大事なことは、そのネットワークは、やはりマインドの響きを共に奏でることができるつながりえだるということです。
★この循環の広がりが宇宙の響きと共感します。1/fのゆらぎは、実はストリングスだったのです。
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