学校が変容するというコト(20)首都圏模試センター「高校受験情報誌」プロジェクト始まる❶
★首都圏模試センターは、今のZ世代やα世代が活躍する場である近未来社会が垂直的階層性を水平的多様性にシフトして、すべての人々が幸せになって欲しい。well-beingを生み出したいという会社の理念に基づいて、偏差値だけではなく多次元評価軸として思考コードを開発しました。昨年からあらゆる領域で普及を開始。特に新タイプ入試のように骨太の思考力全開の動きをリサーチし、情報共有を広げて、そのような学校の動きを支援してきました。
(首都圏模試センター取締役・教育研究所長北一成さんから頂く)
★その結果、新タイプ入試は激増し、偏差値以外の評価軸で私立中高一貫校に入学する生徒が増えてきました。そしてその生徒の学びや学園生活のトランジション(軌跡)を追跡すると、多様な教育活動でプロジェクトリーダーシップを発揮し、大学も東大レベル以上の海外大学に進学するケースが激増したのです。
★これによって、偏差値序列で人生が決まるわけではないことが、わかってはいたけれど、実感できなかった以前とは価値観が大きく変わりはじめました。偏差値で測ることができない新タイプ入試だけ受けて、私立中高一貫校に入学する受験生も増えてきたのです。
★まだまだ垂直階層化はありますが、それは市場においてはone ov themで、いろいろなクラスが生まれ、水平的多様性ができつつあります。
★しかし、これはまだ中学受験生の話です。私立中高一貫校のほとんどが、高校募集もします。その高校募集はまだ垂直階層化が解かれていません。98%以上の生徒が高校に進学し、中学卒業段階で浪人生を出さないという文部科学省の意図もありますから、垂直階層化に収まるように配分されるのが現状です。
★垂直階層化による生徒のメンタルへの圧力は強く、それがきっかけで、体調を崩したり、不登校になったり、人間関係をうまくつくれなかったり、多くの亀裂が生まれています。
★それをなんとか解放できないか?その強い想いが首都圏模試センターのパッション、ミッションになって、20校近くの学校の先生方と「高校受験情報誌」の編集過程で画期的解決法を見出そうというプロジェクトが動き始まました。
★毎週のようにZoomミーティングがあり、現状把握と思考コードの応用方法を探っています。
★そして、なかなか突破口が見つからないのは、なぜかがわかってきました。
| 固定リンク
「創造的才能」カテゴリの記事
- 2025年中学入試動向(1)学校選択の新しい見方(2024.11.07)
- 工学院・文大杉並・和洋九段女子 シンプルに深く教科と探究をフュージョン(2024.11.06)
- 全国私学教育研究集会で エヴェリット・ロジャーズのファントムに出遭う・・・(2024.11.01)
- 本田由紀教授の短いメッセージにも日本の根本問題を暴く(2024.10.29)
- 八雲学園の副校長近藤隆平先生に会いました。生徒の成長が飛躍するグローバル教育のリーダー(2024.10.25)
「創造的対話」カテゴリの記事
- 2025年中学入試動向(1)学校選択の新しい見方(2024.11.07)
- 工学院・文大杉並・和洋九段女子 シンプルに深く教科と探究をフュージョン(2024.11.06)
- 全国私学教育研究集会で エヴェリット・ロジャーズのファントムに出遭う・・・(2024.11.01)
- 富士見丘高校1年生 生成AI研修始める その意義(2024.10.31)
- 鴎友学園女子 政策から選挙を考える授業(2024.10.29)
「思考コード」カテゴリの記事
- 筑波大学の入試改革の影響(了)影響力ある中高の学びのあり方 受験業界に影響?(2023.07.02)
- 筑波大学の入試改革の影響①教科授業と探究の機能の意味が現場で明快になる(2023.06.30)
- チャットGPTと思考コードプロンプト(2023.06.29)
- 生成AIにおけるプロンプトエンジニアリングと思考コード(2023.06.23)
- 変わる私立中高(38)中学入試市場の第4波シフトを促す生成AI リアルな対話以上にリアル(2023.06.05)
「高校入試」カテゴリの記事
- 全国私学教育研究集会で エヴェリット・ロジャーズのファントムに出遭う・・・(2024.11.01)
- 富士見丘高校1年生 生成AI研修始める その意義(2024.10.31)
- 八雲学園の副校長近藤隆平先生に会いました。生徒の成長が飛躍するグローバル教育のリーダー(2024.10.25)
- 禅とチャペルと音楽と 私立学校は小林秀雄を受けいれて乗り越える(2024.10.23)
- 日経ビジネス 禅と哲学 駒沢学園女子の教育がグローバルなわけ(2024.10.22)
最近のコメント