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2022年3月12日 (土)

学校が変容するというコト(22)和洋九段女子 教育のチカラ PBLのチカラ

★和洋九段女子は、21世紀型教育を実施して6年目を迎えます。グローバル教育、PBL、STEAMを土台に、同校の独自のコネクティドスクールとしての教育のチカラを豊かに展開してきました。

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(GLICC Weekly EDU 第70回「和洋九段女子の多様な学びー新井誠司教頭先生との対話」)

★その教育のチカラ、なかでも和洋九段女子と言えばPBLですから、そのPBLのチカラの形成過程の中で、いろいろな果実を生み出してきました。同校にとって、6年前の2016年は、21世紀型教育の仕込みの年で、本格的21世紀型教育改革は2017年からです。したがって、改革1期生は、来春卒業です。しかし、仕込みの年の2016年に入学した生徒が先日卒業した段階で、すでに教育のチカラの果実が生成されています。

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★もちろん、果実とは大学合格実績のことだけではありません。それは氷山の一角で、目に見えない水面下でビジョンと様々な果実の循環が生まれています。その循環が教育のチカラの質です。とはいえ、合格実績も果実の1つですから、この果実が生成されるまでの学びの循環としての教育のチカラ全体をイメージすることが可能ですし、それをイメージすることが重要です。

★今回、GWE(GLICC Weekly EDU)では、和洋九段女子の教頭新井先生と先日卒業し早稲田大学国際教養学部に合格したKさんをゲストとしてお迎えし、その21世紀型教育と多様な果実が生成される和洋九段女子の教育のチカラについて対話をすることができました。

★穏やかで自然体でかつ聡明な雰囲気で語るKさん。対話の中で、そのペルソナが、和洋九段女子の文化の影響を受けていることに共感できます。聡明さというのは、Kさんが、一般的なものの見方や考え方を、いったん括弧にいれて、捉え返して語る考えるルーチンができているところからすぐに了解できます。

★大きな問題だけではなく、身近なものや身の回りでおきている社会現象について、Kさんなりの独自の視点でとらえかえしているのは、Kさん自身が語るように、PBL型授業という自由な雰囲気の中で、生徒がそれぞれの主張をありのままに互いに語ることができるから身についた思考kのルーチンなのでしょう。

★それにしても、21世紀型教育の改革プレ段階で、C1英語を身に付けて、英語で世界各国の仲間を巻き込んで、オンラインで異文化理解のコミュニティを創出する共感的コミュニケーション能力と世界の痛みを解決しようという強い意志を有した生徒が誕生しているというのは、すばらしい同校の教育のチカラです。またその循環が同校の文化の質をアップデートしていくことにつながるでしょう。詳しくは、ぜひ今回70回目を迎えたGWEをご視聴ください。

また、Kさんだけではなく、和洋九段生の成長の過程=自己変容物語を描いている「Stories」というページが同校サイトにあります。33名分の物語が描かれています。もちろん、これからもこのページは続編があります。これぞ本物の果実です。ぜひご覧ください。

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