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2022年2月 6日 (日)

2022年教育動向(13)大妻中野 中学入試の段階から多様性

★大妻中野の中学入試がひと段落したので、教頭諸橋隆男先生と少しやりとりをしました。すでに首都圏模試センターの出願倍率速報で、総出願数の前年対比は、109%だったのは知っていましたから、今年も人気だったというのは認識していました。そして、今回実受験者数の状況をお聞きし、量が増えただけでの話ではなく、多様性という質の変容もあったことに気づきました。

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(写真は、大妻中野のトップページから)

★特に海外帰国生入試と新思考力入試、グローバル入試は、激増でした。出願総数の前年対比は、帰国生が124%、新思考力が140%、グローバルが141%でした。

★教科テストである2科・4科入試も増え、新タイプ入試も増えたのです。

★中でも、グローバル入試は驚きです。帰国生入試との併願も多いので、実質倍率は1.0倍でしたが、2ケタ台の生徒が合格しています。そして、重要ポイントは、入試科目をみると、受験生はかなりハードルの高い条件を要求されているということです。このような厳しい条件にチャレンジした国内生がいたのだと驚かざるを得ないのです。

★その条件とは、英語だけの入試ではなく、国算も受けなければなりません。しかも英検準2級及びそれに準じる他の英語資格試験のスコアが必要なのです。ただし、2級以上だと、面接(日本語・英語可)だけでよいというのです。英検準2級は、普通中3で取得しても凄いねといわれるレベルです。それを課し、さらに2級以上も。2級で上智や立教の総合型選抜はクリアできてしまうというのに。

★現状で、ここまでの小6生は一握りです。にもかかわらす、大妻中野に集結するとは。それだけの魅力を感じ取っているのでしょう。

★かくして、このような4種類の入試のどれも出願数が増えて、それぞれ特徴を有した受験生が果敢にチャレンジしているのが大妻中野です。

★カリキュラムはすでに多様性対応ですから、入試も多様性対応になるのは当然ですが、これはライフシフト時代に対応できる教育環境が整っていて、かつ毎年進化していることを示しています。2023年も楽しみですね。

参考)GLICC Weekly EDU 第23回「New Power Schoolへの道ー大妻中野中学校・高等学校 諸橋先生との対話」

 

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