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2022年1月29日 (土)

2022年ホンマノオト21で描くビジョンを考える(33)成城学園 想像力は知識より重要である。

★首都圏模試センターの出願倍率速報(2022年1月28日現在)によると、成城学園の出願総数の前年対比は、91.5%。人数でいえば、あと101人で100%を超えるので、2月1日までには到達するだろうと思いながらもふと疑問が浮かびました。それは、成城学園の伝統的かつ革新的教育の質については、中学入試のマーケットでは定着しています。それゆえ、もう少し100%に接近していてもよいのではないかという疑問です。

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★そこで、同校のネット出願のページを調べてみました。すると、なんと26日で1回目も2回目も締めきられていたのです。つまり、この前年対比の結果は26日から動いていないというわけです。

★ネット出願だから、前日ギリギリまで開いているだろうと思い込んでいました。この締め切りの「設定」は実におもしろいですね。そういえば、麻布、開成、武蔵もはやばやと締切っています。

★成城学園は2回目については、直前受付として「2022年2月1日(火) 17:00~2022年2月2日(水) 15:00」を設定しています。最終的には、ここで前年対比は、100%を超えるでしょう。

★私立学校の広報というのは、ビジネスキャピタル的な発想というより、プロフェッショナルキャピタルとしての発想が前提になっています。そのキャピタルの前提は3つありますが、この締め切り日の設定は、そのうちのディシジョンキャピタルが作用しています。

★同校サイトの校長・副校長のブログを開くと、アインシュタインのこんな言葉が飛び込んできます。「Phantasie ist wichtiger als Wissen, denn Wissen ist begrenzt. 想像力は知識よりも重要である、というのも知識は限られているからだ。」

★ドイツ語やフランス語も選択できる環境なので、このような「言葉」が刻まれるのでしょうが、多言語と想像力という発想が根付いているのがわかります。26日で締め切って、直前受付をまた設けるという意志決定。ここには、そのような発想を大事にしてくれる志願者へのメッセージが込められているのでしょう。

★昨年の国語の問題では、二人の登場人物のものの見方の違いについて、比較分析をして、記述する問題が出題されていました。社会では、戦争と技術革新の関係を推理して論述する問題が出題されていました。

★まさに知識を問うて終わるのではなく、想像力の翼を広げる問いを出題しています。

★知識は伝統です。想像力は革新的な発想を生み出します。締め切りの「設定」という決断にも、成城学園のクオリティが反映しているとは!感動です。

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