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2022年1月 6日 (木)

2022年ホンマノオト21で描くビジョンを考える(06)10日埼玉中学入試 前年対比すでに112.4%。

★2022年1月6日午後5時現在(日能研倍率速報)、10日の埼玉エリアの中学入試の出願数は、前年対比112.4%。パンデミックショックにもかかわらず、いやそうだからこそか、昨年も中学受験者数は増えましたが、今年も右肩上がりは続くという業界予想は的中しそうです。

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★しかも出願数増を牽引している学校は、明らかにNew Power Schoolです。グローバルでイノベーティブでプロジェクト型授業を実施ている学校が圧倒的多数です。出願数が前年対比110%を超えている学校を次に挙げてみます。

国際学院 1/10午前: 221.7%
西武学園文理 特待: 205.3%
武南 第1回午後 : 178.9%
武南 第1回午前 : 169.3%
栄東 A日程①  : 157.9%
春日部共栄 第1回午後: 150.7%
春日部共栄 第1回午前: 127.1%
東京成徳大学深谷 第1回: 125.0%
聖望学園 第1回 : 122.9%
大宮開成 第1回 : 122.3%
西武学園文理 第1回 : 120.9%
埼玉平成 2科・4科/第1回:116.3%
国際学院 1/10午後 : 111.1%
(日能研倍率速報2022年1月6日午後5時現在)

★New Power Schoolの質の差異はあるでしょうが、Z世代やα世代の欲求する新しい学びの環境づくりをしている学校は上記のリストで過半数を超えています。西武文理や栄東のように出願数を大量に集める学校がNew Power Schoolであるというのは、埼玉の私立中高一貫校の教育を変容させる大きな要因になっているのでしょう。

★New Power Schoolは2011年ころは東京エリアからスタートしましたが、今や埼玉でも広がっているということは2030年に向けて教育のポジティブな変容に拍車をかけることになるでしょう。

★プロジェクト89はある意味ムーンショットですが、そこに行き着くまでの2030年はルーフショットになります。その目標はNew Power SchoolはC軸クラスを生む土壌を耕すということです。10日から本格的に始まる埼玉の私立中高一貫校のベクトルはどうやらそこに向かっているといえるかもしれません。しばらくウオッチしていきましょう。

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