2022年ホンマノオト21で描くビジョンを考える(15)教育と多様な大学入試が直結する時代
★本日は大学入学共通テストということもあり、父母の会の始まる少し前に、会長の呼びかけに集まってくださった保護者の方々と「勤務校の教育と多様な大学入試」が直結していることについてミニワークショップを行いました。推薦入試の出願日でもありましたから、広報の副部長で数学科の伊東先生ともいっしょにファシリテーションしました。
(ワークショップで使った資料やワークショップシート)
★最初は、多様な大学入試の動向情報をペアワークで読み解き、保護者の方々がプレゼンしていきました。夏期や探究ゼミで伊東先生と行っているワークショップのさわりの部分だけですが、同じように展開しました。
★偏差値ではなく、志望者の数や学科の数をいくつかの視点できりとったデータを読み解きました。偏差値にかかわりなく、ジャンプして合格できるパウロマジックの秘密を少し共有できたかもしれません。
★勤務校の先生方は、偏差値とは違うマッチング情報を独自に掘り起こしながら進路指導していきます。そのことを実際に現場で指導している伊東先生と私の考えを重ね合わせながら保護者の方々と共有していきました。
★そのあと、思考コードを活用して、各入試の特徴と授業や多様な教育活動との対応を共有していきました。
(数学科のミーティング 東工大の問題を分析しているシーン)
★思考コードについては、たとえば、数学科の入試問題研究のミーティングで活用したりしています。また先日は、理科の教師とパウロの森の越境的なプログラムをつくる対話で羅針盤として使ったりしています。最近では、進路指導のときに、入試のタイプとどこまで学ぶのかあるいは指導するのかモニタリングする意味で先生方と語り合っています。
★思考コードの活用については、伊東先生がわかりやすく説明してくれました。「数学科のミーティング」でも「探究ゼミ」でも「父母の会のワークショップ」でも思考コードを共有すると勤務校の教育の一貫性が改めて見えてくることに気づきました。
★そして、教育と受験が矛盾しないということについても気づいている自分がいて、意外でもありました。
★勤務校を受験する生徒を迎えながら、一方で大学受験をしている在校生のことに想いを馳せながら、保護者の方々と同僚といっしょにワークショップができるのは、学校ならではのシーンだなとしみじみ感じ入った次第です。本当にありがとうございました。
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