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2022年1月30日 (日)

2022年ホンマノオト21で描くビジョンを考える(39)聖ドミニコ学園 グローバルでイノベーティブな教育とケアの精神の教育 市場が気づき始める

★聖ドミニコ学園は、二子玉川と用賀中間地点で国分寺崖線上の閑静な住宅街にあります。幼稚園から高校までの総合学園です。非認知的能力をベースに、そのうえに認知能力を構築していく完璧なまでの教育を実践しています。それゆえ、中学入試から同学園に入学するのは、その体験がないのに大丈夫かという不安もあります。しかも、小学校まで共学校で、中学から女子校になりますから、男子が外に出る分の募集定員です。たっでさえ一学年の定員がそもそもスモールサイズですから、中学からの募集定員は本当に少ないわけです。今まで、敬遠されがちだったのは、自然なことです。しかし、それが変わり始めています。

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(聖ドミニコ学園の理事長山崎先生との対話)

★というのも、スモールサイズの教育が今重要であるという価値の転換が起きているからです。また、非認知的能力というのは、中学から高校で取り返すことができます。それは多言語、PBLなどの対話の機会がたくさんあれば、学力だけではなく、感性や他者の痛みに共感し、乗り越えようとする情熱やアイデアが生まれるものです。

★ただ、それは、やはり少人数でなければその対話の時間をたっぷり経験できないでしょう。

★そして、少人数だから目立ちませんが、国内外の大学進学実績は申し分ないし、インターナショナルコースもパワフルになってきています。ドミコ学のように、欧米の精神性の基盤をつくった聖ドミニコの普遍的精神を、現代社会に応用していく探究学習は、今必要とされている探究の時間や総合型選抜に大いに有効でもあります。

★用賀から二子玉川にかけて、三田国際、目黒星美(来年からサレジアン国際学園世田谷になります)という21世紀型教育を推進する学校が密集しています。

★聖ドミコ学園も、21世紀型教育を推進しています。どうやらこの意味でも、偏差値や大学進学実績の競争ではなく、本質的な教育の質のクオリティの競争/共創が生まれているエリアですね。

★したがって、中学受験市場一般というより、二子玉川ー用賀ー桜新町ー都立大エリアは、他に昭和女子大附属、八雲学園などやはり21世紀型教育は当たり前という質の高い教育を実践している学校が存在しているエリアです。

★このエリアにおいて、聖ドミニコ学園の教育もまた確実に注目されつつあるわけです。

★したがって、日能研倍率速報(2022年1月29日現在)で、志願者総数の前年対比は、すでに100%に到達しています。これからまだまだ増えるでしょう。すでに富士見丘が脚光を浴びていますが、サイズ的には聖ドミニコ学園も同じくらいです。そして、富士見丘と21世紀型教育において共通する部分も多いのです。ドミコも、もっと注目される時代がやってくるでしょう。

※今月の前半、一般財団法人東京私立中高協会の理事長・校長定例会で、山崎理事長とお会いしました。そのときは、まだ出願の出足が遅かったので、何か戦略戦術はあるだろかという話しになりましたが、教育内容の質が時代の要請とマッチングしているのだから志願する受験生はいるはずですという結論になりました。その通りになりましたね。

それから、山崎理事長が、若い教師が育っていて、新しい教育の取り組みに意欲的ですということも語られました。そのときふと、そのような先生方もたまには学校説明会で語るとよいかもしれないと思いました。同時に、従来から言われている8年から10年教師経験を積まないと、プロフェッショナルとして成熟しないという話は、どうやらグローバル体験とデジタル体験とダイアローグ体験が、以前とは違い濃厚になってきた昨今では、もしかしたら3年から5年で早熟するのではないかというアイデアも思いつきました。

なるほど、聖ドミニコ学園の時代は、すぐそこまでやってきているというわけですね。

参照)→GLICC Weekly EDU 第33回 聖ドミニコ学園理事長山崎昭彦先生との対話―「カトリックの普遍的革新的精神とは」

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