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2021年12月19日 (日)

GWE鈴木裕之さんの「国際生・帰国生入試」の潮流の読みの先見性

17日金曜日、GLICC代表鈴木裕之さんが、自身が主催するYoutube番組で、「国際生・帰国生入試」の潮流の読みを語り尽くしました。その先見性は、今後の日本のグローバル教育の転換の理由を示唆してもいます。ぜひご視聴ください。

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【写真はGLICC Weekly EDU (GWE)第59回「shuTOMO 7月号からグローバル教育を考えるーグローバル教育の4つのカテゴリー」から加工】

★またGLICCサイトも貴重なニュースも流しています。合わせてご覧いただけるとより時代の変わり目に気づけるでしょう。たとえば、サイトの記事「サレジアン国際学園 海外帰国生入試追加開催!」には、こうあります。「インターコースを打ち出す人気校が、英検準1級保持の生徒でもなかなか合格できなくなりつつある現状、インターナショナルクラスの共学校というコンセプトを今年度から打ち出したサレジアン国際学園は、当然注目の的です。」

★GWE番組とGLICCサイトを重ね合わせると、インターコースや国際学級を持っている広尾や三田国際、かえつ有明が、「国際生・帰国生入試」で準1級クラスの受験生を集め競争がますます激しくなると、準1級の生徒は、併願校として「国際生・帰国生入試」を設定している学校を探すことになる。入試問題は学校の顔だから、そのようなタイプの入試を設定する学校のグローバル教育の質は必然的に高度化する。

★2030年にかけて、外国高度人材を日本政府はどんどん受け入れるから、彼らの子弟の学びの場にもなっていく。

★イギリスのパブリックスクールが日本の学校と連携し始めてもいるから、ますますこのようなグローバル教育のニーズは高まります。

★ただ、グローバル教育のあり方は、パンデミックショックもあって、海外研修旅行だけ行っているだけではうまくいかない。鈴木さんは4つのカテゴリーを提示していますが、人気校はその4つのカテゴリーをすべて包括している可能性がみえてきています。

★特に鈴木さんが例として挙げる学校はみなそういう4つのカテゴリー包括型です。

★簡単に言ってしまえば、三田国際のように一条校でインターナショナルスクール化していくということでしょう。これが新しい私立学校のあり方です。エッ!?そんな馬鹿なあと思われる方もいるでしょう。世界とつながるということはそういうことなのだとコペルニクス的転回をそろそろした方がよいのかもしれません。これが鈴木さんの意図するグローバル教育の転換ステージと言うことでしょう。

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