SHIBUYA AWARDS 2021 も実はNFT活用
★FDesign株式会社の社長本間ナナの作品が、「SHIBUYA AWARDS 2021」に入選。なんでも、電子署名をしたというから、それってNFT?なのと尋ねるとそうだということです。NFTについては美術手帖にも記事が載っていて、アート市場では大騒ぎのようです。今年の夏に小学校3年生のデジタルアートがものすごいお金に化けたというのは記憶に新しいですが、その母親というのも芸大出身者で、そもそもサイバースペース上のアート市場に興味をもっていたらしいのです。
★日本のアート市場は、ニューヨークやロンドン、東南アジアに比べ小さくて、アーティストは苦労しながら活動を続けています。しかし、このサイバースペース上のNFTは、新たな市場創出になるというので、話題騒然のようです。
★本間ナナは、女子美の大学院で染物やフレスコ、油絵などを、芸術文化人類学や欧米の新しい哲学者の視点に学びながら作品を描いてきました。ふだんは子供のための絵画教室をボランティア的に実施しています。世田谷美術館で、女子美の大学院生と子どもたちの作品をコラボ的に展覧会も実施したりしています。
★作品は市場で評価されることも大事なので、ギャラリーで共同展示もしているようですが、なかなか。そんなときに、SHIBUYA AWARDS 2021が、web上で目に入ってきたようです。しかも、NFTとしての企画でもあります。はたしてどうなるか(笑)。
★FDesign株式会社は、本間ナナとメイとで運営しています。アートボランティアには、女子美のメンバーがサポートしてくれています。それぞれに活動をしていますが、特にメイの活動はめちゃくちゃコラボレーティブです。
★日本でも東大や京大出身の若いアートディレクターがアーティストとコラボして、美術展を行っていますが、メイやナナの活動は、今後メタバースの中でNFTを活用した新たなアート市場創出のウネリの予兆でしょう。日本のアーティストのクリエイティブクラスとして仕事が成り立つ時代がやってきているのかもしれません。
★つまり、美大に行っても食えないよという時代は20世紀の話で、21世紀は個を追究してクリエイティブな活動をしている人材の道が開けたということでしょう。
★そういうえば、私立中高一貫校の女子美も人気です。その理由は、こういうところにつながるのかもしれません。まだ気づかれていないことですが。
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