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2021年12月19日 (日)

国際生・帰国生入試が予告する2027年の教育を牽引する学校

★この時期はまだ国際生入試・帰国生入試の全貌は見えないのですが、全貌が見えたときには「3%の穴」が塞がって、重要なコトが見えなくなります。それゆえ、現在進行形の中で、「3%の穴」が塞がっていない間に、未来を覗きましょう。未来と言っても、次の学習指導要領の改訂の議論が本格的に始まる2027年という近未来ですが。

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(八雲学園は、中3生全てがカリフォルニア州のサンタバーバラに海外研修旅行にいきます。例年は、2月以降ですが、今回はパンデミックが小康状態であるうちに戦略的に渡米しています。体験を重視している八雲学園のグローバル教育ならではの決断です)

★この時期(12月18日現在)、国際生・帰国生入試において、すでに昨対比100%を超えている学校があります。私のネットワークや日能研倍率速報から、次のような学校がそれです。思いつくまま順不同で列挙します。

八雲学園

工学院

聖学院

富士見丘

文化学園大学杉並

三田国際

かえつ有明

海城 

攻玉社

昭和女子大附昭和

広尾学園小石川

逗子開成

神奈川大学附属

★昭和女子大附属昭和が、2027年の新たな教育のスーパーロールモデルだということは、前回述べました。そして、上記に挙げた学校も2027年の新たな教育を牽引していく学校です。

★ただし、ロールモデルになるには、教育の課題を解決す公共性がなくてはなりません。独自の教育で時代を引っ張っていくことは可能だし、大事ですが、一方ですべての学校が転換できるモデルとなることも重要です。

★学校現場におけるロールモデルリーダーと、時代を切り拓くリーダーとは分けて考えたほうがよいですね。

★たとえば、ラウンドスクエアに加盟している八雲学園や工学院のように、みななれるかといったらそうではないでしょう。すべてのクラスがインターナショナルコースと言っても過言でない程、全教科英語の授業になっている三田国際のようにすべての学校がなれるかといったらそれはハードルが高いでしょう。

★マインドフルネスに満たされていて、すべてのクラスすべての教科でアクティブラーニングが行われていて、グローバル教育も充実しているかえつ有明もまた独特です。

★いずれにしても、上記の学校が行っている現在の教育が、すべてではないですが、2027年の新学習指導要領に盛り込まれていくでしょう。そのことの意味する重要性は、説明するまでもないでしょう。

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