聖パウロ学園の若き教師の情熱 やれる気しかしない自己肯定感を内側から燃やす
★昨日23日聖パウロ学園は説明会を開催。4回目になりますが、定員は今回も満席。参加してくださった受験生・保護者の方々、そしてサポートしてくれた生徒と全員で対話型のウェルカム精神で自分たちの教育を熱く語り、論より証拠とミニPBL型体験授業を実施してくれた教員に感謝しています。
★高校入試は、中学入試と違い、完全に入試のマーケット機能が働いているわけではないので、この状況を人気があるとかないとかそういうマーケティング的な発想は馴染まないなあと最近気づきました。首都圏の中学入試は、全国の小学校6年生約100万人のうちの5万人の話です。その多くが大学進学実績という外在的モチベーションで学校は選択しなくなってきましたが、とはいえ一定の有名大学に進学する層なわけです。
★公立小学校と私立中高一貫校が紳士協定を結んでいるということはなく、中学入試の生徒募集は、塾市場のニーズとどうマッチングさせるかということです。受験生も強気で受けて、万が一の時は、公立中学に行くことができますから、人生の進路を阻むものはありません。ある意味、自由に受験できます。もちろん、必ず私学にという場合は、偏差値に合わせてあるいは偏差値より生徒の個性を重視する新タイプ入試などを受験すれば、ほぼ私立学校にはいけます。垂直的序列の市場と水平的多様性の市場の両機能が今では働いています。
★ところが、高校は、今や98%が進学します。高校浪人はなるべくさせたくないというのが公立中学の指導だし、高校側も100万人の行方を垂直的序列競争をさせるより、水平的多様性を大事にし、それぞれの居場所になるように考えているし、教育行政もそのように働きかけていますから、中学入試のような競争市場にはならないのです。
★もちろん、そうはいっても現実は偏差値輪切りの配分になっているということもあります。聖パウロ学園は、偏差値でいえば100万人の真ん中です。生徒が一番多くかたまっているボリュームゾーンにあります。
★そうなってくると中学側が無理をさせずにといっても、逆に選択肢がたくさんあるソーンなので、熾烈な学力競争にならないのですが、生徒自身の想いと学校のエッセンスやビジョンなどのものの見方・感じ方が適合するかどうかという教育の質のマッチング競争にはなります。
★ですから、グローバル教育部長の大久保先生が語るように、弱みを強みに変える(学園の守護聖人パウロ自身のモットーでもあります)対話型教育に共感する受験生がたくさんいるということが、毎回たくさん参加してもらえる条件なのかもしれません。
★大久保先生は、毎日生徒と対話し、生徒にやる気を出す行動を押し付けるのではなく、内側から自然と行動ができるようになるマインドセットを重視しています。グローバル教育部長として英語科主任として学年主任として先生方と対話する時も同じことです。21世紀型教育が目指すナチュラルリーダーとして面目躍如です。
★パウロ自身、ルターやカントに影響を与えた書簡を描いているわけですが、それは目からウロコというコペルニクス的転回を大切にしています。大久保先生をはじめ、パウロの教師は、たとえば、ネガティブ思考をポジティブ思考に転換させる価値認識の変容、つまり簡単に言えば、自己肯定感を高めることを生徒と共に日々対話しているわけです。
★内側の価値認識モデルづくり、数学科の先生方は、それを関数モデルで生徒と対話してくれているわけですが、日々それを基本的共通目標としているわけです。聖パウロの校長は、事ある度に話をするのですが、いつでもどこでも持ち時間は3分なのです。ですから、手を変え品を変え、価値観を変える見通しとそれを実現する実際的な内燃エンジンの話をするだけです。
★エンカレでも、特別授業をやるのですが、最近では、先生方がワークショップのファシリテーターをやってくれ、私の方はそのワークショップが、価値認識の転換という意味があるということを手を変え品を変えやはり話すだけです。
★弱い情況だからこそ強くなれる。自分の強さを知って怖気つくこともあるだろうと生徒と共有して、そのときはじめてエールを贈る共感的対話(腹痛が痛いと同じ表現ですが)ができるのですが、それを大久保先生をはじめ、パウロの教師は実践しています。
★対話は常に価値認識の変容とそれを実現する行動を導く認知と感情と行動が統合された行為です。ヨハネにある「はじめにことながあった」とはそういう意味です。そして、そのことは人間存在がwell-beingをゲットする最強の方法だと学園生活の中で確信しています。感謝。
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