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2021年11月27日 (土)

石川一郎先生の野望 GWEの対話で明かされる。

★昨夜、GWE(GLICC Weekly EDU 第56回「『2024年の大学入試改革』著者 石川一郎先生との対話」)で、全国を飛び回って本質的な教育の改革を説いている石川一郎先生と対話しました。今月、先生は、新著「いま知らないと後悔する2024年の大学入試改革 (青春新書インテリジェンス)」を出版されました。2016年から執筆し続け、今回7冊目です。

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★石川先生の教育改革の新しさは、道徳や行動心理学というよりは認知科学的アプローチを軸としているということです。道徳や行動心理学は、どうしても因果律ベースになり、「~しなければならない」が自由も大事だぇれど、規律をやはり主軸にしようとなりがちです。

★ところが、思考コードなどのように認知心理学的アプローチになると、多様な関係性や認知能力と非認知能力の均衡性などを柔軟に洞察する姿勢が前面にでてきます。そんな石川先生の認知的柔軟性が、本書では面目躍如とばかり発揮されています。

★今回の対話は、2024年の大学入試改革の明らかに見える部分から始まり、その実効性について水面下では複雑で、しかも結果的にそうなっているわけではなく、あえて反対派と推進派が生まれるように巧んでいる文科省の妙技が掘り返されます。近代教育は、常にアンビバレンツを包摂しているのですから当然で、それゆえ改革のエネルギが蓄積されるというなかなか不思議な世界です。

★しかし、それが結果的にジャーナリズムを活性化し、3歩進んで2歩下がりながら文明は進化していくでしょう。

★最後には、man for othersのマインドに基づいた石川一郎先生の壮大な野望が明かされます。希望とは、このような野望から生まれてくるのだと実感しました。ぜひご視聴ください。

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