2022年中学入試 三田国際の「超人気」の意味。
★ありがたいことに、ホンマノオト21をご覧いただいている方から質問がありました。その方のお子さんは「超人気」の三田国際を志望しているようです。したがって、<2022年中学入試 人気上昇校101 首都圏模試センター公開データから見えるコト>を見て、当然三田国際が載っているだろうと思い、見たら、載っていない。これはどういうことなのかというご質問でした。それは思ってもみなかった質問でした。私は、すでに本ブログの記事<三田国際学園 世界の学校へ突き抜ける 2027年中学受験地図はガラリと変わる。>で、同校は不動のポジショニングを得ていると評価していたからです。
「AIに負けない自分で考える子どもを育てる 21世紀型教育」 2018/11/2 大橋清貫 著・本間勇人著」から
★三田国際の場合、首都圏中学受験生約50,000人のうち、イノベーター理論でいう「イノベーター」というカテゴリーに入る保護者が選択する完全中高一貫校です。突き抜けた21世紀型教育を推進しているので、学歴階層構造にこだわっているレイトマジョリティーやラガードは選択することは稀でしょう。
★入学者は200人くらいでしょうから、結局イノベーターである1250人は、みな受験するでしょう。倍率は15倍(実受験者数/入学者)を超えますから、3000人強は受験するはずです。アーリ―アダプターから1750人受験するでしょう。三田国際に行きたいけれど、行けないから他の21世紀型教育推進校を受けようというメンバーもアーリ―アダプターにはいます。
★三田国際は相当難しくなっているので、結局イノベーター1250人とアーリ―アダプター1750人が受験して、それ以外は敬遠します。
★この状況の意味するところは、三田国際は不動のポジショニングを得ているということなのです。これは、いわゆるアーリーマジョリティやレイトマジョリティのボリュームゾーンの中で人気がじりじりと右肩あがりになっているという状況とは全く違います。
★中学受験生の保護者だから全員が進取の気性に富んでいるというわけではないでしょう。もしそうだとしたら、学歴階層構造がこれほど強固なはずはないのです。
★三田国際は、学歴階層構造の発想を超えています。その見識のとても豊かで高い保護者が受験生と共に探し当てる学校です。そういう意味では、質の高い人気です。それゆえ「超人気」だというわけです。
★そんな馬鹿な、アーリーマジョリティ―にだって広まるはずだといわれるかもしれません。それはたしかにそうでしょう。しかし、入学難度が高いのですから、敬遠されるでしょう。キャズムがと言われるかもしれませんが、それは企業のマーケティングの話です。売れば売るほど利益があがるという発想のお話です。
★しかし、私立学校の定員は決まっていて、大幅に超えて入学させることはできないのです。三田国際の場合、ある意味イノベーターを独占していますから、キャズムは全く関係ないのです。
★定員は一定ですから、質がうなぎ上りになるだけなのです。それを「超人気」というわけです。人気上昇とは志望者数が伸びるという意味です。つまり、量です。
★最初は人気は量から始まります。しかし、途中で難しくなるのですから、敬遠され質が高まる一方となるわけです。三田国際は量から質に完全に移行したのです。
★人気上昇という現象は、学校が進化する過程で生まれます。その過程を通過した三田国際は、質が上昇するようになるだけなのです。
★そのようにお答えした次第です。
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