21世紀型教育機構 SGM(スーパーグローバルマネージャー)部会開催 新機軸始まる
★2011年に立ち上がった21世紀型教育機構(当時は「21世紀型教育を創る会」)は、今年10年を迎え、いろいろな動きを開始しています。すでに、SGT(スーパーグローバルティーチャー)育成のためのセミナーが3回行われ、加盟校のPBL授業やSTEAM教育などの質が豊かになり、蓄積されてきています。質の向上はしかしながら、大切なものが故に、市場では見えにくく、せっかく良い教育を行いつつも、その質がもたらした大学合格実績で多くの場合はじめて評価されます。たしかに、各加盟校の大学合格実績は伸びてきたし、海外大学進学実績は目覚ましく、ようやく市場で認知されるようになりました。
★しかし、同機構のミッションは、自分の学校がよければそれでよいということではないのです。善き教育は共有して、日本の教育や世界の教育に広げ、世界の痛みを引き受け、解消できる教育出動を使命としています。それがゆえに、昨日14日、加盟校のSGM(スーパーグローバルマネージャー)が集結し、現場の若き教師SGTが積み上げてきた質を大きな力に転換すべく、従来のビジョンのフォームを新たなビジョンにトランスフォームする対話をしました。
★フォーム。つまり型というのは、質という可能態を現実態に変容させる大切な役割を果たします。デザインとか見える化とかいう言葉に置き換えるとわかりやすいかもしれません。ただし、生徒の可能性を引き出す形成的評価の「形成」=「フォーマティブ」という意味を込めて「フォーム」という言葉を使った方が教育の領域では意味があります。ともあれ、すでにSGTの教育の質は、各加盟校のPBLという型=フォームによって生徒の才能を可能態から現実態にシフトしています。
★SGTのミッションとしては、面目躍如です。一方SGMにとっては、その現実態は、日本や世界の教育を変える可能態でもあります。マネージャーは、この豊かな潜在的な可能性を、現実態に変容させるビジョンを立てる役割を担っています。新たな型を生成する必要があるのです。そして今回のパンデミックは、そのトランスフォームの必要性を促したのです。
★2011年、機構の出発点は3.11でした。10年後の2021年、機構のビジョンのトランスフォームの背中を押したのは今回のパンデミックだったのです。
★加盟校が教育で引き受ける日本の痛みは、実は世界の痛みに通じていたわけです。
★このような課題意識を理解しない方々は、21世紀型教育機構を合同説明会の集まりだと思っています。加われば人が集まるかどうかの損得勘定を考えるわけです。どのように思われようが、構わないわけですが、問題は、教育に携わる経営陣がその程度のことしか考えない、日本の教育の痛みはまずは解消しておく必要があります。
★そこで、理事会は加盟校の経営陣が集まる定例会以外に、校長あるいはその学校の次代をマネジメントする代表メンバーを集めて、SGM部会を新たに発足しました。
★今回のテーマは、21世紀型教育機構の新たな市場創出、新たな教育開発についてです。最終的な決定は理事会、定例会を通して公表されるでしょうから、ここではまだ発表はできません。ただ、世界を巻き込むダイナミズムを教育から生み出すことになるとだけお伝えしておきましょう。
★20世紀初頭までは軍事力・政治力が絶望を生み出しました。20世紀後半は、経済が世界を席巻し、格差を生み出しました。21世紀は、絶望と格差を引き受け、希望と正義を取り戻す教育=知が出動するのです。それゆえの21世紀型教育なのです。
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