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2021年10月23日 (土)

工学院と聖パウロのSGTと対話 自然体・ダイナミック・柔軟なPBL。希望の教育がここにある。

★昨夜2時間弱、GWE(GLICC Weekly EDU)で、工学院のSGT5人と聖パウロのSGT1人と主催者鈴木さんと対話をしました。両校は21世紀型教育機構の加盟校で、思考コードを意識したPBL(Project based Learning)をふだんの授業の中で展開しています。2013年ころから本格的にスタートしています。最初の頃は、PBLって何からはじまり、思考コードもまだ開発途上の中からのスタートでした。しかし、今は、鈴木さんが「自然体だし、いきこんでPBLをやっているぞというわけではなく、ふつうにPBLがデフォルトになっていますよね」と語っているように、PBLは当たり前という雰囲気になっているのが、しみじみ伝わってくるすてきな対話になりました。

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(オンラインでもこんなに豊かな表情が伝わってくるのは、さすがSGTのみなさんですね)

★参加メンバーは、工学院からは、教務主任の田中歩先生、国語科の臼井先生、保健体育科の柴谷先生、社会科の柳田先生、家庭科の片瀬先生。聖パウロからは数学科の伊東先生。

★それぞれの教科のPBL観のコンセプトと具体的な取り組みをじっくり聴くことができます。また世の中的には、だいぶ思考コードが広まってきたものの、まだまだ授業でどのようにそのコードが生かされているかは未知数です。しかし、両校のSGT(スーパーグローバルティーチャー)の経験から、そこを知ることができます。実に柔軟で、ダイナミックで、生徒の共感的コミュニケーションが育つのかがわかります。

★おもしろいのは、それぞれの教科が独自のPBLを展開する多様体になっているにもかかわらず、PBLの出発時点では「好奇心・興味・関心」を生み出す仕掛けに相当時間をかけ創意工夫をしているというバックヤードの営みがポイントだということです。

★先生方は、「好奇心・興味・関心」から出発さえできれば、生徒のモチベーションや探究へのGRITは生まれるのだという確信を持つ一方で、すべての生徒が教科という授業の性格上、毎回毎回「好奇心・興味・関心」を持っているわけではないという現実があるという共通認識も持っています。だからこそ、その状態をどうひっくり返すかにチャレンジするのがおもしろのだというダイナミックなマインドがあるわけです。そんな話をしている様子は感動的です。ぜひご視聴して感じて頂きたいと思います。

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★この「好奇心・興味・関心」は結局は共感的コミュニケーションという希望と愛の雰囲気が学内に染みわたっているからこそ生まれてくるのだということにも改めて気づかされました。しかし、何よりこの「好奇心・興味・関心」を生徒が持つ瞬間をラーニングパターンカードさながら書き起こしてしまっている工学院の先生方のセンス・発想力・行動力に驚愕でした。

★かわいい絵になった生徒の「好奇心・興味・関心」を生んでいるときの状況と表情がなんともいえないいい感じです。

PBLの深イイ話と生徒を思うカワイイ話を聴くことができます。希望の教育を感じることができます。ぜひご視聴ください。

★中間テストや進路指導、生徒募集など行事がスクランブル状態のこのお忙しい時期に、秋の夜長のいとおもしろき対話をありがとうございました。今月31日、先生方がファシリテーターで活躍するセミナーにも参加させていただきます。またよろしくお願いいたします。

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