第18回ショパン・コンクール 24歳のカナダのブルース・リウさんが優勝
★昨日第18回ショパンコンクールが終わりました。優勝はカナダのブルース・リウさん。今ファイナルで演奏したリウさんのピアノ協奏曲をYoutubeで聴いていますが、ちょっと驚きでした。これは、24歳の青年が弾く音ではないなあと。若きショパンが、その情熱がほとばしっていて野心に満ちていたころ創作したコンチェルトの音ではないなあ。
★めちゃくちゃナチュラルでたしかに美しい音色だけれど、連続性と非連続性の差異が明快な引き方で、他を圧倒しているなあと。
★これがよいのかわるいのかわからないけれど、ショパンの創作時期をずらした感じ。老成しているとか悟っているとかそういうことではなく、コンチェルトというより、エチュードを弾いているおうなズレが新しさを感じます。
★ポーランド的でないのに、オーケストラをうまく前のめりにさせる弾き方はなんでしょう。
★水の音が表現されているという感じ。ピアノがファツィオリだったということもあるのかもしれません。
★新しい解釈をショパンコンクールの審査員が求めたということでしょうか。リウさんは、最近はあのダン・タイ・ソンさんに師事していたというのも関係しているのかもしれません。
★素人の私の考えなどどうでもよいですね。そのうち評論家がいろいろ言い出すでしょう。ショパンコンクールの自己変容について語る人がでてくるのを楽しみにしています。
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