21世紀型型教育機構 SGTのためのWMLセミナー 新たなPBL始まります。
★10月31日(日)、21世紀型教育機構は、SGT(スーパーグローバルティーチャー)の授業デザインをブラッシュアップするためにセミナーを開催します。今回はさらに、PBLをWML(ワールドメイキングラーニング)に進化させる目的があるようです。参加は機構加盟校限定ですが、開催終了後、概要は動画が公開される予定です。スーパーバイザーは工学院の田中歩先生。ファシリテーターは、知っている限りですが、工学院の臼井先生、柴谷先生、柳田先生、片瀬先生の予定です。参加人数が多い時には、聖学院の児浦先生、和洋九段女子の新井先生が助っ人となるでしょう。
★さて、もともと、同機構は、授業デザインのときに思考コード(各校独自に開発)を意識していますから、ステージ1では自己の世界を経めぐり、ステージ2では、仲間と世界を共同編集して、自己と他者の世界へシフトし、ステージ3では、世界観やそれを現実化するモデルや政策、モノそれ自体を創ってしまうfor others段階になります。
★今やPBLというと、同機構に限らず多くの学校で実行するようになりました。しかし、まだまだ探究などの限られた時間で行われるのが現状で、教科の授業で行われるのはこれからでしょう。
★一方、同機構は、授業でも行っていますが、ステージ3まではまだ温度差があります。
★それゆえ、知識習得×論理的思考というステージ2で終わりがちです。
★探究だけではなく、授業でもPBLを行っているということで満足するのではなく、クリエイティブクラスというタレント・テクノロジー・トレランスを育成するステージ3まで、きっちりやろうという意志が機構の各学校のマネージャーが集まる会議で立ち上がったのです。
★ステージ1だけのPBLやステージ2までのPBLを行っている学校も、PBLをやっていると言えますから、21世紀型教育機構は世界観、そのモデル、そのモデルに基づいた解決策や作品などなどを創るレベルのPBLをやっているということを示すために、機構のPBLはWML(ワールドメイキングラーニング)だと言い切ろうとなったのです。
★わかりやすいイメージとしては、東大の推薦入試や慶応大学などの総合型選抜で提出する書類や小論文以上のものができてしまうという感じです。各教科の授業の中でです。そんなことできるのかあ?!と思う方もいるでしょう。生徒の力を信じるとそれはできるんですね。すでに実践しているところもでてきています。
★密度の濃いWMLに挑戦するSGTが集結します。21世紀型教育機構でWMLをはじめ、これが全国に広がれば、みんなクリエイティブクラスになり、日本の脱成長的進化を生み出すでしょう。倫理資本主義ベースの民主主義ということです。楽しみです。
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